逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自叙伝15 つねに体調不良を抱える私

私がつらかったことと言って浮かぶのは 虐待を受けたこと対人関係で苦労したこと こんなことが沢山思い出される。衝撃的な場面が多かったから思い出しやすい。 多くの人はつらかったことを思い出そうとすると大きく感情が動いた場面が浮かぶと思う。 しかし…

自叙伝14 容姿にコンプレックスを持つ私

これまでどれだけ人と違っていたかを書いてきた。 不幸はまだある。 容姿も人と違っていた。 なんというか規格外という感じだろうか悪い意味で目立っていた。 今まで書いてきた行動をとってきたとしても もし容姿が普通だったり可愛い感じの雰囲気の子どもだ…

自叙伝13 ASDの症状で困っていた子ども時代

ASDの時の自分もまたADHDの時と同じように自分ではコントロールが利かないという思いがあった。 両方コントロールが利かないのは同じだが逆方向に利かなくなる感覚がある。 ADHDの時は勝手に外に向かっていく感じ。ASDの時はどんどん内側に逃げて引きこもっ…

自叙伝12 雑談が難しい私

私は 外向的な部分もあるけど超内向的特定の場面ではコミュニケーションが上手く取れない人の輪の中心にいないとその場にいるのが難しい人に合わせることが出来ない浅い人間関係を継続することに困難を抱えている でも人からの印象とは全く違うようだ。今の…

自叙伝11 性別に違和感をもつ私

私は小さい頃から性別に対する違和感があった。 今はだいぶ受け入れているけれど少しだけ女性という性別に居心地の悪さは感じている。 性別に違和感を持っているというと性同一性障害のような実際の自分の性別と体が違っていることで苦しんでいるようなイメ…

自叙伝10 奇人変人な私

愛着障害や発達障害の部分とある程度折り合いを付けられるようになってから 私は人からどう見られてきたかというと 育ちがいい苦労知らず生まれつき能力に恵まれている要領がいい こんな感じだ。 実際の私とは真逆である。 これもまた外側から見える姿と内側…

自叙伝9 恐がりな私

ADHDの症状が出ている時の私は おしゃべりで明るく元気で積極的に人と関わり大胆で勇気がある行動をとる 人にはこの時の印象が強く残る。 人が私に持つ印象で自己イメージを作ってきたから私自身もADHDの症状が出ている私が私だと思っていた。 私は長い間 自…

自叙伝8 感情を感じられない私

おしゃべりだった私明るく元気な私衝動で激しい行動をとる私積極的に人と関わる私ストレートにものを言う私 外から見える私はどう見たって傷つきやすく繊細に見えない。 だから私の中にあるこれまで書いてきたような大きな困り事は絶対に誰にも理解されなか…

自叙伝7 感覚過敏の私

昔を思い返してみると私はすごく典型的なADHDの子どもだったけれど人から指摘されやすい目立つ特徴がADHDの部分だっただけで本当はASDの特徴の方が多かったんじゃないかと思う。 40を過ぎてからあぁ自分には感覚過敏があったのかと気づいた。遅すぎる。 私…