逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

人格障害は性格の偏り

これまでボーダーに関して

私の経験や知識を元に書いてきました。

 


ボーダーではないというみなさん。

 

あれ
自分も当てはまるところあるかも。
と思いませんでしたか?

 

とくに
ADHDの方や
機能不全の家庭で育った方が
そう感じたのではないでしょうか。

 


そもそも
人格障害は性格の偏りです。

 

性格の偏りは程度問題であって
偏っているかいないかではありません。
連続しているものです。

 

そのため
ボーダーではないけど
似た部分がある
というのは当然なのです。

 


また
性格の偏りは
平均値と比べ
離れた性格であるということであり
それが
生きづらさにつながります。

 


そして
性格の定義ですが
生まれ持った繊細さなどはありますが
<境界性人格障害⑱-攻撃は最大の防御->
で言ったように

 

多くは
自分を守るために
後天的に身につけた癖です。

 


このようなことから

 

発達障害のある方
機能不全の家庭で育った方
など
弱点を何とか補おうと努力をしつづけた結果
人格障害になる

 

と私は考えています。

 


実際に

性格に偏りのある方のお話を聞くと
みなさん

かなりの努力をされています。

 

私がつらくなるのは
生きづらい人が性格に偏りがあることではなく
生きづらい人は努力をしつづけているのに報われないどころか
逆に悪い方向に向かってしまっていることです。

 


だから私は

生きづらい人に

自分の性格の悪い部分を変わらないものだと思わないこと
努力を報われる方向にシフトしていくこと
をうるさく言わせてもらうんです。

 


ボーダーは
人格障害の中でも
偏りの種類が多く、程度がひどいため
もっとも大変です。

 

そのため
ボーダーの立ち直りの方法は
ほかの人格障害にも生かしやすく
他の生きづらさを抱えた人にも生かしやすい。

 

ここまで
ボーダーのことを書いてきましたが
ボーダーではないから関係ないとは思わずに
少しでも共通のことがあれば
上手に生かしていってみてください。

 

 

 

 

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