逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

ブログ考

ここのところ

 

ものすごい勢いでブログを書いていた。

 


さぞ喜んでもらえるかと思いきや

 


「なんか最近すごいアップしてますね」

 

「読むのが追いつかない」

 

「頭が疲れてない時に読みたいからと思っているうちに
 どんどんたまっていっちゃって」

 


なによ。

 

身近な人からは
誰も歓迎ムードがないじゃない。

 

 

 

喜ばれる記事を書けない自分・・・

 

 

 

ずーん

 

 

 

ちぇっ

 

沢山書いて喜ばれないって・・・

 

やめだやめだ!

 

 

 

なんつって

そんなに落ち込んでない。


ちょっとペースを落とそうかと思ってるとこ。

 

 


ところでね

 

文章とリアルの著者の印象って

 

そんなに遠くないのかもなぁって思うの。

 

 

 

短い文章とか記事数が少ないと
こう見せたいっていう

ブランディングの方が勝ると思うんだけど

 

長い文章とか長期間書きづづけた記事の印象って
リアルな本人が出てくると思うんだよね。

 

 

 

私も3年ブログを書き続けてきて

 

恥ずかしながら
ずいぶんと私が出てきちゃってると思うのだ。

 

 

 

私は自分の書いたものが好きで
暇なときは自分でブログを読み返して

 

「ほぇ~勉強になる~」
「そうだよなぁ」
「泣ける~」
「おもしろっ」

 

なんてやってる。

 


いたたたた・・・

 

 

 

そうやって
思いきりブログの読者になりきって読んでると

 

このブログを書いている人
つまり

私の印象を外側から感じるようになる。

 

 

 

この人ものすごい細かいなぁ

 

真面目かっ

 

どんだけ一生懸命なの

 

どんだけ考えてるの

 

まっすぐだなぁ

 

え?何歳なの?

 

適当なお調子者だなぁ

 

自分大好きだなぁ

 

変な人だなぁ

 

ものすごく優しそうだけど厳しそう強そう・・・

 

 

 

ブログ全体からこんな印象を受ける。

 


あれ
これはリアルでよく言われる言葉達よ。

 


出ちゃってるわ。出ちゃってる。

 

 

 


あとね

 

あぁ恥ずかしい

 

躁鬱傾向の波も出ちゃってるね。

 

 

 

驚くほど静かな記事と

 

うるさい記事

 


自分を封印して伝えたいことを伝える記事と

 

自分のことを話したくてしかたがない記事

 


前向きで励ましてくれる記事と

 

後ろ向きで慰めてくれる記事

 

 

 

ASDADHD、躁と鬱が出ちゃってる。

 

 

 

でもこの波がね

 

ありがたいと思うのよ。

 

 

 

私は欲張りで
色んな視点から見た記事

色んな立場に立った記事

色んな雰囲気の記事が書きたいと思ってる。

 


自分の気分に合わせて書いていくと

 

あら不思議

 

そんな記事が書けちゃう。

 

 

 

躁鬱の傾向がある人は

 

ぜひそれを生かして
欲張りなブログを書いていきましょうよ。

 

 

 

 


あとね

 

ブログを書いてて特によく感じること。

 


入れたい時期と出したい時期ってあると思うのよ。

インプット、アウトプットっていうのかね。

 


知りたい!深く考えずに動きたい!時期

 

伝えたい!表現したい!深く考えてから動きたい!時期

 


この動きを

私は自分の中で感じてる。

 

 

 


自己啓発的な本を読みたい時

 

自分を導いてくれるような人や言葉を探している時

 

やたらとGoogleで色んな言葉を検索しまくっている時

 

運動や健康法、美容法などを試し続けている時

 


こんな時の私は入れたい時期

 

 

 


とにかく思いついたことを話したくて仕方ない時

 

ブログを書きたくて仕方がない時

 

何をしてても頭の中でアイディアがポンポンと湧いてくる時

 

考え抜いて自分の中で答えが出たことを試してみたい時

 


こんな時の私は出したい時期

 

 

 


どうしてもブログを書きたいと思わない

 

何にも話したくない時がある。

 


そんな時は無理をしない。
怠けなんて思わない。

 

出したくない時期なのだ。

 

 

 

じゃあ入れたい時期なのかと思いきや

 

学びたくない

誰の言葉も聞きたくない

 

何にも自分の中に入れたくない・・・

 


こんな
出したくもないし、入れたくもない時期がある。

 

 

 

そんな時私は

 

そこから離れる。

 

 

 

ただ楽しいこと、何にもしないことをする。

 


海外ドラマを見ながらボリボリとお菓子を食べ
ボリボリと腹をかく

 

録画してた大好きなテレビ番組を見て大笑いして
いつのまにか寝落ちする

 

すべてを忘れて全力で猫とたわむれて
ほへ~っとした顔をする

 

プラネットアースみたいな自然とか動物とかを眺めて
コンクリートジャングルから本物のジャングルに移住したい
空を飛びたい・・・と現実逃避する

 


するとある日

 

ピン!

 

と電球マークが浮かんでくる。

 

 

 

あぁあれってこういうことか

 

これをこうしたらどうかな

 

 

 

なにげなく入れてた情報が
繋がったり整理されたりして形になっている!

 

 

 

そうなのよ

 


インプットするだけ、アウトプットするだけじゃなくって

 


「咀嚼する」時間が何より重要だと私は思うの。

 

 

 


私の感覚だと

 

今やっていることから離れて楽しむ

 

何にも生産的じゃない時間を過ごす

 

他愛も無いおしゃべりをしたり
あーでもないこーでもないと考えたりする

 


こんなのが咀嚼している時間のような気がする。

 

 

 


咀嚼する時間をとらない人はさ

 


結局は

 

入れたものが自分の中を通過してるだけで
そのまんま出しているから

 

コピペみたいなことになるんだよね。

 

 

 

あとね

 

インプットばっかりやってる人って

 

脳のインプット回路ばっかり太くして
アウトプット回路を衰えさせてしまう。

 

 

 

お得な情報とか自分を導いて高めてくれる情報を
とにかく入れ続けようとしちゃうけど

 


それじゃあ

 

ずっと入れ続けているだけで真似するだけで
自分で考えたり創造したり

試行錯誤して行動することは出来なくなるよね。

 

 

 

自分で考えられないって悩んでいる人は
不安でいつも情報を入れ続けている人が多い。

 

情報を入れ続けているから

自分で考えられないだけなんだよ。

 

 

 

ブログの話をしてたけど

 

これはカウンセリングでも

私がとても大事にしてることなの。

 

 

 

インプットばかりで
自分で考える力が衰えないようにすること

 

インプット、アウトプットばかりじゃなく
咀嚼をする時間を何より大事にすること

 


これが「自分をつくる」上で本当に大事。

 

 

 

つまりね

 

何にも考えずにボーッとする時間
あーでもないこーでもないって葛藤する時間って

 

無駄なんじゃなくて

 

咀嚼して自分の栄養にしている時間なんだよね。

 

 

 

 

 

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