逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

人の言動を悪くとってしまう①

人の言葉や人の行動を

すぐ悪く捉えて決めつけてしまう。

 

このようなお悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。

 

勘違いなのに悪い想像を膨らませて

どんどん人を嫌いになったり、恨みつらみの感情に囚われていつも不機嫌。


あとになって勘違いに気づいて
罪悪感の重さに苦しみ、自己嫌悪に陥いる。

 

全く良いことがないですね。

 

早くやめたいですね。

 

 

 

どうして
こんなふうになってしまうんでしょうか。

 

 

 

あなたは

 

「自分がやっていることを人もやる」
「自分が思っていることを人も思う」

 

そう思っているんじゃないでしょうか。

 


対人恐怖を抱えているんじゃないでしょうか。

 

 

自分と他人の感じ方や考えた方は違う可能性があるということや

自分自身の問題で物事の捉え方を歪めている可能性があるということ

 

これがわかっていないと

人の言動を悪く捉えやすくやってしまうんです。

 

 

 

自分が人の言動を悪くとってしまうかどうか
分からない人のために

 

例え話をしますね。

 

 

 

遠くの方から
まだあまり親しくない友人が歩いてきた。

 

その友人がこちらを見ていたので
あなたは挨拶をしようと手を上げた。

 

そしたらプイッとよその方に行ってしまった。

 


このとき
あなたはどう思うでしょうか。

 

一瞬ショックを受けますよね。

 

あれ?無視されたのかな…

見ないフリして避けられたのかな…

一瞬こんな思いがよぎりますよね。

 

 

でもこのことを悶々と考え続け

時間が経ってからも

 

「あの人はひどい!無視された!」
「私、何かをやってしまったんだ」

「本当は元から私のことを嫌いだったんだ」

 

悪い想像であたかも事実のように決めつけて考えているとしたら

人を言動を悪くとる癖がありますね。

 

 

そしてきっとこの後


本人に見かけたことを話すこともせず
この一件だけで何となく友人を避けるようになり
関係が悪くなっていく…

 

こんな経験が多いのではないでしょうか。

 

 


人の言動を悪く取らない人も

一瞬は同じような考えがよぎるかも知れません。

 


でもすぐに

 

「あぁあの距離だから気づいてなかったのかな」

「メイクやファッションが気に入らない時は逃げたい時あるよね」
「疲れてて知り合いに会いたくない日もあるよね」
と他の可能性を考えます。

 

気にも留めず忘れてしまうくらいの出来事として捉えます。

 

もし気にかかったとしたら

 

後日
「こないだ見かけたけど
 違う方に行っちゃって声をかけられなくて残念だったよ」

 

と話すこともできます。

 

 

 

 

対人恐怖の人は

 

自分自身が

知り合いを見つけるのが早く
人のことが嫌で面倒で避けようとしたりするので

 

人も同じように

「相手も絶対に気づいていた」

「嫌な気持ちがあって避けた」
と思ってしまうんですよね。

 

 

 

他にもあります。

 


人が自分に苦言を呈してきたら
攻撃されたと思う人いませんか?

 

助言や指摘、自己開示など

付き合いが長くなると

苦言と感じる言葉は大なり小なり受け取る機会は出てきますよね。

 

 

それに対して

 

「なんでこんなことを言うんだ!ひどい!」
と心の中で憤ったり

 

人に本音を言う人は
何も考えていないと心の中で軽蔑したりしていませんか?

 

 

 
このような人は

 

自分自身が人に信頼感を持てていない為に

 

人に対して

「好かれるために本音を隠すしかない」
「好かれるためには良い顔をするしかない」
「苦言は嫌いな人を攻撃するときだけ」
と思ってしまっていることに気づいていません。

 

どんな人も自分と同じような感覚だと思い込んでいるんですね。

 

 

 
人に信頼感を持っている人は

 

相手に嫌われたとしても
自分に誠実にいることを選択しています。

 

自分のことだけでなく人のことも同時に考えていたりします。

 


だから
勇気を持って伝え方を考えながら本音を話したり
長く関係を良好に保っていく為に

明らかな間違いに気づいていない人の為に

わざわざ言いたくないことを言うこともあります。

 

このことが理解出来ないんですよね。

 

 

 

もちろん

 

そうは言ったって
「言われたくない、放っておいてほしい」

そう感じることはありますよね。

 


言われたくないと思うことはいいんです。

 

でも
苦言は攻撃だと決めつけてしまうのは

 

実際はそうではないことは多々あるし
親しくなりたい人と親しくなれなくなるし

感じなくても良い怒りを感じてしまうし…

とにかく自分が損ですよね。

 

 

 

このように
人の言動を悪くとってしまうとダメ
というのではなく

 

事実とは違っている可能性が高い上に

自分自身がすごく損をしているということを知っておいてほしいんです。

 

 


人の言動を悪くとれば

 

先ほど言ったように

人を信頼しているような自分にとってプラスになる人を

攻撃をして遠ざけてしまいます。

 


自分を大事にしてくれる人
自分を好意的にとらえてくれる人を遠ざけ

 

表面的に自分に良い顔をする人
自分を利用するために良い顔をする人を周囲に集めやすくなります。

 

 


その結果
どうなるでしょうか。

 

人間関係はお互いに信頼など皆無で

嘘や裏切りなど不誠実な関わりしかなく

 

元々あった

対人恐怖や人間不信が加速していきますよね。

 


大変なことです。

 


人の言動を悪くとることは
絶対に改善していきたいですね。

 

 

 

 

 

 

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