「あの人は性格悪いよね」
「自分って性格悪い」
多くの人が
こんなふうに日常的に話していますよね。
「性格が悪い」
いったい
何をもって決められるんでしょうね。
言葉の使い方から考えると
性格が悪い = 人に嫌な思いをさせる
ということでしょうか。
実際に
性格の悪さとは何かという議論は置いておいて
人に嫌な思いをさせると
「性格が悪い」とされる
これを前提に考えていきましょう。
人に嫌な思いをさせる人
これもまだ広いですね。沢山ありそうです。
あなたはどんなときに
「この人は性格悪いな」と思いましたか?
色んな場面が浮かんでいると思いますが
その相手のタイプを大きく分類すると
以下のようなことに集約されるのではないでしょうか。
①自分のことしか考えていない
②怒りっぽい、嫌味っぽい
③人を恐れる態度や卑屈な態度
④人を見下す態度や欺く態度
⑤冷たい態度
⑥無責任な態度
⑦自分の間違いを認めない態度
どうでしょうか。
相手はこんなタイプではありませんか。
このような人は生まれもったタイプなんでしょうか…
違いますよね。
何かの経験があって
少しずつ自分なりに学んでいって
ふるまい方が習慣化していって
人に嫌な思いをさせてしまう行動をとってしまうんですね。
何故このような人に嫌な思いをさせる行動が習慣になるかというと…
自分を守るためなんです。
本当に守れたかどうかは別として
このような態度をとった時
「目の前の脅威から逃れられた」
そう本人が思えば、その態度は習慣化していくんです。
これを具体的に説明していきます。
①自分のことしか考えていない人
すごくケチで損得勘定ばかりで動く
人に与えないで与えてもらおうとする
人を利用しようとする
自分のことばかり話す
自分の都合ばかり考える
自分のことだけ分かってもらおうとする
こんな人は無意識にこう考えているはずです。
自分は何も持っていないから、沢山得ないと生きていけない。
1人で生きていくために、自分の安全の為に貯めこんでおかないと。
いつもピンチだから
とにかく目の前のことだけ何とかして切り抜けなければ。
こんなふうに考え自分の守り方を作ってきたんですね。
こうやってやってくるしか無かったんですが
こんな人は当たり前ですが
「自分のことしか考えていない」
「自己中心的な人」
と嫌われてしまいます。
②怒りっぽい、嫌味っぽい
自分の思い通りにならないとすぐに怒る
機嫌が悪いとさまざまな正論を持ってきて怒る
気に入らないことがあっても言葉にはせず
心の中で強く怒り
黙ったり、反抗的な態度で伝える
気に入らないことがあると
察してもらおうと遠回しに嫌味にして言う
このような人は無意識にこう考えているはずです。
腹が立っても正当な理由が無ければ怒りをぶつけるのは正しくない
自分は正しくありたい
自分が正当である理由を持ってくれば強く怒っても許される
弱い自分が攻撃されるのが怖い
だから先に威嚇すればいい
攻撃して嫌われるのは怖い
腹が立っても表立って攻撃はできない
だから間接的に攻撃すればいい
こんなふうに考え自分の守り方を作っていったんですね。
きっと理不尽なことが日々起こり
どこにも行かない気持ちを何とかしようとしてきただけなんですが
こんな人は
「モラルハラスメントをする人」「怒りっぽい人」「イヤミな人」と
嫌がられてしまいますよね。
③人を怖がる態度
心の中でつねに人を疑っていて
人の言動には必ず裏があると思っていて
人の顔色を伺ってその場を楽しもうとしない
どんな温かい態度を向けられても怯えた態度を崩さない
人の言葉の裏を読んで、そのまま受け取らす歪曲して人を悪くとる
このような人は無意識にこう考えているはずです。
人を信じたら必ず裏切られてショックを受ける
人の言動には必ず裏がある
先に悪い想定をしておけばショックを受けずに済む
こんなふうに考え自分の守り方を作っていったんですね。
それだけ人の裏表に驚かされ傷つけられてきたから
こうなってしまったんですが
人には
「自分が何か悪いことをしたのではないか」
「嫌われてるのではないか」
「なんでも悪く誤解されて不快」と思わせることになり
人から距離を置かれたり、疎まれたりしてしまいますね。
②につづきます。
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