逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

ギフテッドの仕事上の困難

ギフテッドの人や知能が高い人で

 

成績が優秀ではなかった
あるいは、仕事でかかわる人の知能の程度がバラバラという方

 


きっと仕事で

毎日心がへとへとになってしまってるのではないでしょうか。

 

 

IQは20離れていると、会話が難しくなると言われています。

 

IQが20以上離れている、その離れている相手が同僚や上司だった場合

ただ会話が難しいでは済まされません。

 

 

 

正確に伝え、理解してもらう必要がある場面で

相手が分かっていない状態で自分の方が分かっている場合

教える形で説明ができればスムーズにいくと思います。

 

ところが仕事では

自分の方が分かっていても

対等あるいは自分の方が下の立場から

分かっていない人に説明しなければなりません。

 

知識や経験が無い状態で分かってしまうことは

困難が沢山あるんです。

 

 


具体的に書いてみますね。

 

 


ギフテッドは
必要最低限の情報で伝えようとします。


そのため
知能の差のある相手には説明不足の人と捉えられます。

 

 

ギフテッドにとって知能差がある相手の説明は

要らない情報が多く
必要な情報が抜けているように感じます。


ギフテッドには理解が難しく混乱してしまいます。

 


その一般的には簡単な説明であっても

混乱してしまうせいで理解できていないことは伝わりません。

 

ただ物わかりが悪い人

いちいち細かい人と思われてしまいます。

 

 

どちらの場面でも

ギフテッドは能力の高さを生かせず
人より頭が悪いと思われてしまいます。

 

 

 

 

ギフテッドは

公平性を求め、責任の所在を明らかにしたいと望みます。

 

いくら上司であっても

部下のせいにしたり、不運のせいにしたりして

間違いを認めない態度に

 

いくら人気のある人であっても

色んなことをうやむやにして人に押し付ける

無責任な態度に

 

ギフテッドは憤りを感じるんです。

 

 

日本でこのような場面で一般的なのは

 

上司を正しいと鵜呑みにする

上司は理不尽であっても耐えるもの、不満を持ってはいけない

同じ失敗でも、人気者は許し、嫌われ者には強く断罪して職場の和を保つ

 

こんなことになるのではないでしょうか。

 

ギフテッドの憤りは

理解されるはずがありませんよね。

 

 

 

 

ギフテッドは自分に厳しく

自分を批判的に見ています。

 

 

何か問題が起きた時

 

十分に思慮して、対処したことであっても

自分の不十分なところを探し出し報告します。

 

自分の責任はほとんど無く、人に責任がある問題でも
自分の責任が一割しかないとしても
その一割を大きく捉えて人に話します。

 

そうするとどうなるでしょうか。

 

 

一般的には

言い逃れをしたりごまかしたりする人が多いのに

不十分なところを申告すれば 

それだけ不十分だったんだろうと捉えられます。

 

どんなに自分に責任があっても
責任逃れをしようとする人が多いため

自分の責任をことさらに強調すれば

多くの人がそこに乗っかり、責任を押し付けるようになります。

 

 

ギフテッドは問題が起きた場面で
十分にやってきたのに間違った自己申告のせいで叱られ

負わなくてもいい責任を負わされるようになります。

 

 

 


ギフテッドは
仕事に関しては、感情を置いて客観性を保つことができます。

 

普段は感情的な部分がありますが

目的がはっきりしている時はそこに集中します。

 

 

会議で全力でよりよいアイディアを出そう

何よりも仕事を優先して完璧にやろう

そう言われれば、そこに向かって熱心に取り組みます。

 

よりよいアイディアを出すために

上司や仲の良い同僚のアイディアも批判します。

適当で考えない、雑談ばかりの周囲の人を叱咤します。

 

完璧な仕事のために

人への気づかいや楽しく仕事をしている暇はありません。

ただ冷静に仕事にだけ集中し仕事のことだけを指摘します。

適当で真剣に取り組まない、周囲の人を叱咤します。

 

そうするとどうなるでしょうか。

 

 

多くの職場では

 

全力でよりよいアイディアを出そうと言いながらも

どこか適当な空気があったり、人への気づかいが優先されていたりします。

 

何よりも完璧な仕事が優先と言いながらも

楽しい空気を保とうとされていたり

人への気づかいが優先されていたりします。

 

 

ギフテッドは言われた通り目的に集中しているだけなんですが

一般的な慣習になじめず

協調性がない、性格が悪い…と
ギフテッドの人間性を否定されることになります。

 

 

 


ギフテッドは
完璧を求め、つねに仕事に高いクオリティを求めます。
妥協やごまかしを嫌い、全力でやろうとします。

 

面倒なことを嫌い、少ない労力で利益を得ようとする人の中で

ギフテッドは邪魔な存在です。

 

高いクオリティよりも

多くの仕事をほどほどにやっていくことが求められる中で

ギフテッドは無能な存在です。


ギフテッドの仕事のやり方では
効率が悪いと低評価をつけられ、使えない人間だと思われてしまいます。

 

 

 


ギフテッドは
真実を求め、客観性を保ちたいと望んでいます。

 

いつでも矛盾点、改善点を見つけてしまいます。

 

上司や同僚の矛盾点を見つけてしまっても
和を保つためには、それを口に出すことは許されません。

 

仕事の内容に、無駄な点や改善点が見えてしまうのに
それを口に出すことが許されず
無駄と分かりながら仕事をやり続けなければなりません。

無駄を嫌うギフテッドは大きなストレスになります。

 

いつも言いたいことを言えず、無駄なことをやらなければならず

ストレスを溜めていきます。

 

そんなギフテッドの姿は

いつも不機嫌で、心の中を明かさず得体の知れない

嫌な人間だと思われてしまいます。

 

 

どうでしょうか
ギフテッドの方、知能が高い方は
心当たりがあるのではないでしょうか。

 

 

 


このように
ギフテッドや知能が高い人は
それを理解されない、発揮出来ない環境では

 

ただ責められ、疎まれることになってしまうんですね。

 



能力の高さに見合った職場で働けている方は

こんなことも比較的少ないのかもしれません。

 

 

そうではない

ギフテッドの方、知能が高い方

 

仕事が上手く行かなくて、人と上手くやれなくて苦しんでいて
まだ自分の間違いを修正しようと頑張っていますよね。

 

でも

間違いじゃないんです。

 

 

自分と合わない場所の慣習が分からなかった

人は言葉と行動が違うことが分からなかった

自分の能力と人の能力の違いが分からなかった

自分と知能の差がある人との関わりが難しかった

 

こんな理由があったんです。

 

 

悔しいですが

この理由がわかった上で

今自分に出来ることを考えてやっていくしかありませんね。

 

いずれは

自分の能力を生かせる仕事につけるよう、頑張っていきましょうね。

 

 



 

 

 

 

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