逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

境界性人格障害⑱-攻撃は最大の防御-

人を動かそうとしたり

人を責めたり

言いたい放題だったり

嘘をついたり…

 

ボーダーはいつも攻めの姿勢に見えます。

 

 
「攻撃は最大の防御」を体現してるんですね。

 

ボーダーは
本当はものすごく脆弱です。
弱い。

 

<境界性人格障害⑰-耐えられない孤独感と見捨てられ不安->
で言いましたが

 

生活能力が低く
社会性が低く
対人関係能力が低く
自己のコントロールも難しい。

 

本当はとても弱いから
いつも自分を守ろうとしているんです。

 


他の人格障害
自分を守る方法が違うだけで同じです。

 

自分を守ることができたと思いこんでしまって続けていることが
人格障害を生んでしまうんですね。

 


自己愛性人格障害
尊大な態度をとること、万能感に浸ることで
自分を守ることができたと思いこんでいる。

 

演技性人格障害
魅力的な人物を演じることで
自分を守ることができたと思いこんでいる。

 

依存性人格障害
弱い自分を見せて、人にすがり、庇護してもらうことで
自分を守ることができたと思いこんでいる。

 

回避性人格障害
目の前のことから逃げ続けることで
自分を守ることができたと思いこんでいる。

 

統合失調質人格障害
人との関わりを避けることで
自分を守ることができたと思いこんでいる。

 

統合失調型人格障害
現実から逃避し自分の妄想の世界で生きることで
自分を守ることができたと思いこんでいる。

 



人格障害

生きるためになんとか自分を守る術をあみだしたのに
余計に人生を難しくしてしまうんです。

 

その術が「攻撃」であるボーダーは
その振る舞いが目立ちやすく人に嫌われやすい。


攻撃ですから当然ですね。

 

 


ボーダーが自分を守れているという思い込みは
例えばこんなものです。

 


自分の非を認めたら人に嫌われてしまう。
しらを切ったり、怒って非を認めなければ、その場は無事に過ぎ去る。

 

正しくなければ人にバカにされてしまう。
理屈をこねくり回して論破すれば大丈夫。

 

怒らなければ軽く扱われる。

不機嫌になれば気遣われる。
怒りを露わにすれば従ってくれる。

 

予測しておかなければ傷つくしうろたえる。

いつも先を予測して行動をとれば安心。

人をコントロールすれば安心。

 


私も無意識でやっていて、こんな言葉にはなっていなかったけれど

完全に信念としてありました。

 

 

自分が嘘をついて人を騙して、それが完全にバレても

絶対に認めませんでした。

逆ギレをしてそれ以上追及されないようにしました。

 

こんなことをしても

「私が嘘つき」と思われることに変わりはないし

さらに「嘘を認めない不誠実な人間」という

悪いイメージを増やすだけです。

 

この時は

目の前の恐ろしさから逃げることしか考えられませんでした。

 

 

 

言い合いでは絶対に負けませんでした。

難しいことは分からなくても

言葉尻をつかまえて、相手の弱点を突いて

論の穴をみつけて、論点をすり替えて戦えば

必ず勝つことができました。

 

こんなことをしても

相手は知的だとは認めてくれるわけがありません。

言っても分からない奴だと相手にされなくなるだけです。

相手との関係が破綻するだけです。

 

この時は

言い合いで負けたら

私は相手より下だと認めなければならない

私の価値はなくなる

悔しくて情けなくて泣きだしそうな感情を味わわされる

そんな妄想的な考えに囚われて、言い負かすこと以外考えられませんでした。

 

 

 

 

ニコニコしていると馬鹿にされるのに

不機嫌を出すと、気を使ってくれる。

ちょっとしたことで、すぐにムッとしてイラッとして態度に出して

腹が立てば大きな声を出して怒鳴り散らしました。

怒りを出すことができ、人が思い通りになり、気持ちがいいと思っていました。

 

こんなことをしても

人に心の中で嫌な奴、変な奴だと思われて

触らぬ神に祟りなしという理由で気を遣われるだけです。

結局は馬鹿にされることに変わりはないんです。

 

この時は

表立って馬鹿にされることに耐えられない

人に大事に扱われたい

そんなことしか考えられませんでした。

 

 

 

目の前の人間が
その時だけ自分の思い通りになった。

 

それだけで

 

本当に嫌われないわけでも
本当にバカにされていないわけでも
本当に構ってもらっているわけでも
本当に大事に扱われているわけでもないのに

 

それが分かりませんでした。

 


ボーダーの人は

 

自分のやっていることが

実は

余計に嫌われ、馬鹿にされ、無視され、ぞんざいに扱われることになる。

 

このことを苦しいけど理解しなきゃいけないんです。

 


そして本当に
好かれるために

馬鹿にされないために
自分の存在を認めてもらうために
大事にしてもらうために

 

新しい方法を身につけていかなければなりません。

 

 

本当にそれだけです。

 


ボーダー、人格障害
ボタンのかけちがえ
単なる勘違い

 

そんなふうに当事者の私は思うんです。

 

 

 

 

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