逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

やるときゃやる

痩せた・・・

4.5年ぶりに痩せたぞ・・・

 

45歳で更年期と宣告され。
更年期は気合いで乗り切るなんて思っていた。

 

だがしかし今までと同じ食生活と運動だというのにどんどん太っていく。恐怖。

これが更年期か!!

 

運動をプラスしたりして頑張ってみたけど、体力が無いからへとへとになって日常生活に支障が出る。
食事のカロリーをどんどん落としてみるけど、仕事もストレス大きめなのにさらにストレス溜まって日常生活が荒んでいくよ。

 

そんなこんなでもうぽっちゃり中年でいこかな・・・中年過ぎたらぽっちゃりの方が若く見えるかもしれんし・・・なんて言い訳をはじめる。
ずっとストイックだった私らしくないけど頑張っても頑張っても痩せられなかったんだもの。

 

そこで追い打ちをかけるように2022年1月にもこのリンパ腫発覚で闘病支える生活に。

 

不器用な私。自分の生活をポイと放り投げて24時間介護みたいな生活送ってたもんだから楽しみは食べることしかない!
もこを支えるためにも体力はキープしなければと筋トレとかは頑張ってたけど、楽しみは食べることだけ。そりゃ食べるよね~

2023年2月にはもこを亡くして自暴自棄で毎日泣きながら食べまくる。

 

♪ふ~とるよふとる~よ~♪(燃えろよ燃えろのメロディで)


3月には自己最高記録60キロに!(生まれてこの方聞かれてないことを勝手に話すスタイル)

 

でも何となく自分は痩せるんじゃないかと思いながら3月まで食べまくってた。

 

そして5月にはこれまでと作戦を変えてダイエットをしようと思い立つ。

筋トレやHIITみたいに追い込むだけじゃダメだ、ストレッチが必要だ、日常生活でカロリー消費を多くしていこう・・・

これで8月中旬の現在なんと54.5キロに!!すごい!

 

この体重は久しぶりだ!目標は開業時の52.5キロ。
頑張るぞー。応援してね。 

 

 

「私はやるときゃやる」

 

私は私をものすごく信頼してる。


やれないなら、多分ものすごい負荷がかかっている時か心や体が疲れ果てている時でしょ。
平常時なら黙ってでも勝手に努力し出すもんね。
なんかもう自分に絶大な信用がある。

 

だから怠ける時、手を抜くときはとんでもなく緩める。自分を甘やかす。
そこに罪悪感はない。


クライエントさんの話を聞いてると、この信頼感が無いんだなー
鬱状態でエネルギーが無い、心や体が疲労してたり病に冒されてたりして頑張れなくても「自分は怠けてる」と思っちゃってる。

 

違うんだよ。今は無理なんだよ。
元気になったらやるから自分を信じてくれよ・・・

 

元気な時にちゃんとやってた時のことを忘れちゃってる。
あるいは「元気な時は楽しくて楽な事しかしない。努力が必要でもしない」っていう人も、元気が無くなった時に「自分は怠け者」と思いがちだ。 

元気な時に少し怠けてる部分はあるから、元気がない時に自分を責めたくなるみたい。


疲れたら休む、病になったら休む
元気になったら動く、調子が上がったら少し厳しく

こんなメリハリをつけていかないといけないんだけど、みなさんは「つねに頑張らなきゃいけない」「つねに動いていなきゃいけない」みたいな思い込みがあるのね。


「動いていればいい」みたいな思い込みもマズい。


自分で悪い部分があるとわかってる、努力しないと身につかない力がほしいと思ってる場合。

元気があって調子がいいと、楽しいことや得意なことをグングンやる。
まぁこれもまた素晴らしいことだけど、これを延々と続けていたらいつ自分の悪い癖を直すのか?努力しないと手に入らない力を手に入れるのか?ってことになる。

 

そして楽しいことや得意なことをグングンやって疲れ果てて気持ちが塞ぎがちになると急に「自分の悪いところを直さなければ」「努力しなければ」なんて自分に厳しくなる。
状態が悪い時にこんなことに取り組めるはずがないのに、このタイミングで厳しくする。

 

何も変われないまま苦しんで、自然と調子があがるのを待ち、また調子が上がると楽しいことや得意なことをグングンやる。
だから「努力は苦しい」「自分は頑張っても変われない」なんて信念ができあがってるんだね。


これが問題。
元気になって調子が上がると楽しいこと得意なことばかりやりたくなるけど、もし自分を改善したい点がある、努力して手に入れたい力があるなら、ここがやり時なんだよ。

 

カウンセリングでもこれが大変なの。


鬱状態で私のところに来て「私に問題がある」「努力して自己実現したい」「良くなるために何でもする」と自分に厳しく熱い気持ちを持っていて。

そこで私は「自分を変えるため、力をつけていくためにはまずエネルギー回復」と今は厳しくしちゃダメと伝えて休ませて甘やかしてエネルギーを回復させる。

 

そしてやっとエネルギー回復して「さぁ元気になってきたから問題に取り組もうぜー」という時。


「元気になって最高に気分良くて楽しいことも沢山だからもういいよ。嫌なことなんてまっぴら。じゃーねー。」なんてことがまぁまぁ起こる。
動いていると調子がいい、頑張っていると思っちゃってるから自分を疑わないよね。
でもまたエネルギー無くなってから自分に厳しくなってもダメよね。


自分を変えたいと思っているなら、絶好調な時こそ、難しいことや厳しいこと嫌なことに取り組む。

これも時には大事なこと。
だから不調な時に「今は休むとき」「今頑張っても無駄」「私は元気になったらやる」と胸を張って休まなきゃいけない。

 

もちろん、自分を変える必要が無い、やりたいことがあってもそれが努力を必要としないって人なら、絶好調な時も楽しく得意なことをやっててOK。


私のブログの読者さまは向上心ありまくりの人だと思うから、やっぱり「私はやるときゃやる」スタイルで、元気なときはちょっぴり厳しく、調子悪いときは自分あまあまでいったほうがいいと思うよ。

 

私たちはやるときややる!