みなさま・・・
大変、大変ご無沙汰しておりましたーーー!!
ブログを始めて4年と10ヶ月
こんなにブログを更新しなかったことなんてなかったなぁ。
Twitterの方で元気につぶやいてたので心配はしていないと思うけど
ブログの更新を待っててくれた人が意外と多くてー
待たせたね!
毎年欠かさなかった1年の振り返り。
ギリギリになっちゃったけど、これはちゃんとしよう。
2020年。
オリンピックの年だとウキウキしてたけど
それどころじゃない、とんでもない年になりましたね。
私はというと
少しだけ申し込みが減っただけで、ありがたいことに全くお仕事には影響なかった。
外に出ないことも、人に会わないことも
私にとっては全く大変なことじゃなかったなぁ。
普段からお家が大好きだし、人と会えなくても、声が聞ければ平気だし、メールでも気持ちを伝え合えれば平気。
今年何がつらかったって
友人やクライエントさんがコロナの影響で困ることが多かったこと。
心のケアはできるけど、それ以外は私は無力だなって改めて感じてつらかった。
私は財力も無いしコネも無いし、コロナ禍でどうしたら上手く生きていけるかって知恵も無い。
この気持ちは昔から味わってきたなぁ。
小さい頃から私がずっと得意だったのは
人を楽しませたり、励ましたり、前向きにさせたり
寄り添ったり支えたり話を聞いたりして心のケアをすることだった。
だから現実的に対処する、知識や行動力が必要な時には私は無力。
そんな時には、ただ何もできないのが申し訳なくて罪悪感を抱えて、勝手に心に寄り添って絶望してしまう。
でもね
今年は違った。
特にカウンセリングでなんだけど
やっぱり苦しくはあったけど、ただそうやって落ち込んでいたんじゃなくて、無力なりにやれることを続けた。
私は現実的に対処する知識や行動力はないけど、本人が頑張り続けることが出来る気力は授けられる。
今回、それが分かったの。
自分が無力と感じるのが苦しくて逃げたくなったけど、何も具体的に力になれないことは認めて、その上で現実に立ち向かってる目の前の人に心から敬意を持って話を聞いて、本人の頭の中を整理して、愛情を持って癒やし支えた。
そしたらね
本当に大変な状況だった人たちが
ボロボロになりながらもへとへとになりながらも自分の足で立ち上がっていったの。
誰も助けられなくて、心のケアなんて何の役にも立ちやしないと絶望してた日々もあったけど
今年、それが覆った。
人の心が持つ潜在的なパワーって本当にすごい!
具体的にお話しできないのが残念だけど
「話してたら大丈夫になってきた」
「絶望してたけどそんなことないかも」
「恐れてたけどやれる気がしてきた」
「今はこれで上等」
「つらいけど週に一度話せるから、まだやれる」
こんなふうに
毎週毎週へとへとで絶望してる状況からスタートして
話し終わることにはみんな背筋をのばしてフッと息を吐いて真っ直ぐ前を見据える。
ギリギリではあったけど諦めずに毎週少しずつ問題を片付けていくうちに
みんな乗り越えてきてしまった。
本当にみんながすごかった。
私は何もやってないんだけど
「みゆさんが居なければ乗り越えられなかった」なんて何度も言ってもらえて・・・
恐縮だけど有り難いな。
無力感が少しだけ消えて楽になるから。
この1年で自分のふがいなさも沢山感じたけど
大事な人がどんな窮状に陥っていても、私なりに出来ることがあって力になれるって初めて確信できた。
そして人の強さを再確認した。
お恥ずかしいけど私はまだまだ傲慢だった。
これまで、「人を救う」「私が背負わなければ」「私が全部何とかしなければ」・・・って思って必死にやってきて、それが正しいと思ってた。
でも今わかるのは
私にはそんな力は無いし、人はそんな弱くない。
私一人で何人もの人生を丸ごと背負って何とかしようなんて、無理だった。
心さえ整えてあげて、ゆっくりと気持ちが前を向くのをまって、少しずつ経験をつんで力をつけていくのを見守るだけで人は力をつけていくんだよね。
今年はこれまでの私の人への信頼感がガラッと変わった。
以前から信頼はしていたけど
それは「私の力ありき」だった。
私が力を貸せばみんな出来るって。
本当に傲慢で恥ずかしい。
今は
もちろん最初は私が力を貸す必要があるけど、最初だけで、最終的には自分で出来るようになるって信頼してる。
こうして背負うのをやめて、人を信頼してじっくり待てるようになって、すごくすごく楽になった。
だから今年は開業して初めてくらい、自分のことも少し考えられた年だったんだ。
開業して4年
24時間ずっと仕事のことしか考えてなかった気がする。
カウンセリング以外の時間もずっとクライエントさんのことを考えていたし夢にも見てたし、Twitterやブログで困ってる誰かのことを考え続けて。
自分が楽しむことや、自分の人生を豊かにすることについて考えられなくて。
カウンセリングルーム開業は
私のこれまでの人生を全肯定するため、私がやりたくても出来なかった夢を叶えるため、報われなかった思いを昇華させるため、生きる理由を探すため・・・
もうとにかく必死だった。
これまで必死にやってきたのも間違ってない。
これだけやらなきゃ、私自身が満足できなかったから。
だけど、私は私らしくいないといけないなぁと正気に戻った。
私らしいって?
自分でもパッと浮かぶ姿だし
人からも沢山言われてきたのは
「底抜けに明るい」
「エネルギッシュ」
「お調子者」
「おおらか」
そうそう、これが私だ。
もちろん、繊細で真面目で理屈っぽくて気難しいのも私だけど、それは一部分なんだ。
今年は私らしさが戻って、カウンセリングがさらにパワーアップした気がする。
私らしさを封じることがカウンセリング成功に繋がると信じてだけど…間違いだったな。
そうそう2020年の目標をブログに書いてたんだけど、それも出来た気がする。
外に向かっていきますって。
4年ぶりに外に向かえてる。
音声配信もめちゃくちゃ恥ずかしかったけど、やってみた。
Twitterで自分が本当に思っていることを批判されるの覚悟で勇気を出してつぶやいた。
Twitterで憧れの人をフォローしてリプやりとしして実際に会った。
おしゃれを楽しんで生活を変えて人とのコミュニケーションを増やした。
新しい挑戦をいくつかした。
私は大満足の1年だったな。
仕事も・・・我ながら本当に素晴らしかった。
私を探し出して、私に賭けてくれて、回復のために頑張ってくれた皆さんの力ありきではあるけど
それに応えて結果を出すことが出来たなって。
もう何をやっても自分の生きづらさは変わらない
これまでだって全力でやれることをやってきたけどダメだった
だけど最後に私に賭けてみようっていうぐらい追いつめられていた人が
しっかりと着実に回復していった。
私は○○療法って型があるわけじゃなくて、自己流でここまでやってきて。
それでもクライエントさんがどんどん回復していくのはまぐれなんじゃないかって思ったり。
もうすぐ5年。
こんなにまぐれが続くわけがないなって、いい加減思えるようになって、心から自信を持てるようになった年。
回復までのメカニズムを上手く説明できたらいいな。
そしたらもっと堂々と私にしか出来ないことなんだと胸を張って言えるのに。
私の中では自分がやっていることは科学的なカウンセリングで再現性もあるけど、私の職人的な技もあるから説明が難しい。
2020年は派手さはないけど素晴らしい年だったし、私にとって色々と転機になった年でした。
そして
また「年々幸せになる」をまた更新できた年。
そろそろ幸せも高止まりかと思うのに、やっぱり年々幸せ。
私には人より無いものが沢山あって、失ってきたものも沢山あって。
だからこそ
一つ一つゆっくりと人並みの幸せを手に入れることが最高に幸せなんだと思う。
おなじような皆さま。
人と比較すると情けなくなるけど、スタートがスタートだからね
ゆっくりとゆっくりとずっと上昇して幸せになっていきましょうよ。
今年も私と少しでも関わってくれた人みなさまに感謝。
心から、私はパワーをいただいたと思ってます。ありがとう。