逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

甘えん坊の猫もよう

ぎんちゃんは天才だと思う。

 

 

出たな。親ばか。

 

 

先代のちゃこも もこも天才だと思ってるけど
ぎんちゃんは何かすごいんだ。

 

 

私が猫を飼うと、甘えん坊に育ててあげてしまう。

 

まだ3匹だけど
猫飼いの友人達がみんな感嘆するほどの甘えん坊ぶりだから相当なんだと思う。

 

 

 

ぎんちゃんの甘え方はその中でも群を抜いてる。

 

オス猫は甘えん坊って本当なのね。


ちゃこも、もこも女の子で、初の男の子。

 

 


今までは猫は秋冬だけ膝にのるものだと思ってたけど
ぎんちゃんは春でも夏でも膝の上にのってくる。

 

 

 

起きている時は、気がつくといつも私を見つめてる。

 

キャットタワーで外を見ながら私をチラチラ
出窓でくつろぎながらも私の方を見ながらへそ天
膝の上から私の顔をじっと見上げて目を細める

 

 


目が合うだけでゴロゴロと喉をならし
甘えたい気持ちが溢れて私の顔に触れようと手をのばす

 


撫でていると必ず私の手を毛繕いするかのように舐める

 


ソファの肘掛けの左側からそっと歩いてきて
私の顔の高さに合わせて、私の顔に自分の顔をすりすりとこすりつける

 

 


忙しくて家にいる時間が短かったり
疲れていて声がけや撫でることが少なかったり
視線をぎんちゃんのほうにくれることが少なかったりすると

 

もう堪らずヒステリーを起こし

わかりやすく不満げに鳴き、ギャーギャーとわめきながら走り回る。

 

 


ぎんちゃんを見てると
愛情不足が情緒不安定につながるっていうのは自然なことだと思うね。

 

 

 

そんな甘えん坊モンスターのぎんちゃんは
どんな手を使っても私の関心を得ようとする。天才的。

 

 


完全に私を落とせる方法を知っている。

 

 

 

私と目が合ったタイミングで、パカッとへそ天をする。

 

私はつい吸い寄せられるように
「なんてかわいいのー!」「食べちゃうよ」
なんて言いながらぎんちゃんのお腹に顔をうずめる。

 

 


私の顔や肩に静かにそーっと顔をスリスリする。

 

猫は甘えたい時に
柱とか家具とか足とかにゴリッと強めに顔をすりつけるのはよくやる。

 

人の顔や肩に静かにそーっとスリッとするのって珍しい。
人間の愛情表現みたいでキュンとして大興奮する私。

私は全身キッスで愛のお返しする。

 

 


そしてぎんちゃんの天才たるゆえんはこれだけじゃない。

 

 


緊張と緩和、静と動を操るのだ。

 


私がブログの執筆やTwitterのつぶやきを考えている時は
こんなぎんちゃんのアピールも気づかず
自分の世界に完全に入りこんでしまう。

 


ぎんちゃんの積極的な関わりが無に感じて
鳴き声でさえも気にならなくなって
それがバックグラウンドミュージックのようになる。

 

 

そうなるとぎんちゃんは静に移行する。

 

 

集中して自分の世界に入りこむ私。


・・・


・・・


・・・?

 


シーンと静まる室内。

 


そこにいるはずの生き物がいない。

何かしら音や動きを発している存在が消えた。

 

 

ものすごい違和感を感じ
うるさくされるよりも気になってしまう。

 

 

 

「どこいった?」「何してる?」とキョロキョロと見渡すと

 


キッチンの爪研ぎの上で背筋を伸ばして
微動だにせずにたたずんでいる。

 

 


目が合った途端に

「にゃー!」と感極まるリアクション。

 

 


ぎんちゃんは私の反応があるまで
10分、20分、静かにそうやって待っていたのだ。

 

 

気が長い。健気。

 


私が自分の世界に入ってしまうと

 

どんなに居心地が悪い場所でも、ゆっくり寝たくても
私が驚く場所で私に気づいてもらえるまでじっと待つということをやる。

 

 

 

うるさく鳴いても私が反応しないと分かっていて

「きゅん」「にゃ・・・」「・・・(口だけ動かすエアー鳴き)」

甘えたいときは子猫のように可愛く鳴く。

 

 

猫は甘えたい気分の時に自然と声色が可愛くなるものなんだけど
ぎんちゃんは意図をもってその声をあやつってるんだ。

 

 


第一声で

「なー!」大きな声を出したあとにハッとした顔をして

「きゅん」と声色を変える。

 


意図的にやってるものだから「きゅん」の音階がおかしくて
マライヤキャリーくらいの高音になっちゃってる時もある。

 

 

人間が歌を歌うとき
「あーあー」って声を出しながら音程を上下させるように

「にゃ」「にゃー」「にゃ」と子猫風の鳴き声を調整してる時もある(笑)

 

 

 

本当なんだよー!

 

 

はぁ・・・

ぎんちゃん天才、かわいい・・・

 

 

 


最後に心のブログらしくまとめるね。

 


猫も人も愛情不足だと情緒不安定になるし

愛情を得るためには死に
ものぐるいの努力をするものだよねぇ。

 

 

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