逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自叙伝6 一日のうちに人が変わったようになる

小学校低学年1、2年生の頃はADHDの症状が一番ひどかった。 いやずっとADHDの症状はひどかったか。一番目につきやすい「衝動」の部分が特に出ていただけかもしれない。 私は分かりやすく元気があれば衝動や多動が激しくなり疲れてくると鬱のようにおとなし…

自叙伝5 小学校入学でADHDの症状が表れる

引き取られた場所は東京の下町。 今からだいたい35年前。 養護施設から引き取られてからまもなく小学校入学だった。 この辺りを思い出すと 色とりどりの景色やめまぐるしく変わる場面沢山の感情が押し寄せる。 サブカルな映画のワンシーンみたいに明るい場…

自叙伝4 養護施設から引き取られる

養護施設から引き取られる日の記憶は結構残っている。 私にとってこの日は私の人生を大きく変えた日。 人生の転機・・・というか 私には選択肢なんてなかったから人生の転機とか人生の岐路とも違う。 長く続く暗黒の日々への入り口か。 余談だが小学校でドナ…

自叙伝3 愛情を与えられずに育つ

私が居た養護施設は岩手県にあった。 ここがすごい山奥で田舎だったと思う。 雪深い景色の中がっつりとスパイクがついた靴やミニスキーを履いて移動した記憶がある。 養子に入る前の私の名字はそこの土地独特の名字のようで非常に珍しく何だか可愛らしい名字…

自叙伝2 どこの馬の骨ともわからない

自分の人生を振り返った時に記憶のあるのはどこからだろうかと考える。 母のお葬式だろうか。いや、その前に母に抱かれて聴いた歌声を覚えている。抱かれながら見た公園のフェンスや花も覚えている。 歌は「バラが咲いた」だった。6歳くらいの時に「小さい…

自叙伝1 はじめに

二年前臨床心理士として開業するにあたり「集客はどうしたらいいか」と悩みました。 楽観的というか、傲慢なところもある私は時間が経てば私だったら予約が取れないカウンセリングルームになるだろうなどと根拠の無い自信を持っていました。 でも一方で臨床…

体験談②22歳男性 大学生Aさん

こんにちは。初めまして。 僕は1年ちょっと、竹田さんにお世話になっていました。 カウンセリングの卒業にあたって、体験談を書かせて戴くことになりました。 カウンセリングに興味はあるけど、受けようか迷っている方、受けてみたいけど、今まで何とかなっ…