逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

映画⑤


生きてこそ(1993)

 

 

 

【こんな人にオススメ】
死んでしまいたい気分の人
人生どうでもいいと思う人
スリルがほしい人

 

 

 

1972年の旅客機墜落事故を映画化。
極限の状況で人肉を食べて生き残る若者。
実話とは思えないほど衝撃的である。
衝撃的なので
こんな現実もあるということを直視出来ない人は
視聴を控えた方がいい。

 


私自身は
この映画により救われた経験がある。
自分の中の「生きたい」という気持ちを掘り起こされた。
良いとか悪いとか道徳とか自制心とか
そんなものを超えた「生きたい」がある。

 

自分だったらどうするか。
それはこの状況にならなければ分からない。
ただ極限の状況でも
少しでも良い状況を目指してベストを尽くしたい。

 

 

 

 

 


再会の街で(2007)

 

 

 


【こんな人にオススメ】
自分の悲しみは誰にも分からないと思う人
深い悲しみのを抱えた友人を理解したい人
人を救いたいと思う人

 

 

 

911の悲劇で家族を失い
自分の殻に閉じこもるようになった元歯科医の再生。

 


深い悲しみを持っている人に対して
理解なんてできるはずがないと無力感を持ったり
無理に助けようとしたりしてしまう。

 

その人を助けたいと思うなら
その人を理解したいと思うなら
どんな態度をとられても
どこまでも理解しようと頑張りつづけるか
分かったつもり、決めつけをやめられるか
しかないのかもしれない。

 

想像を絶する悲しみを味わった人間が
心を閉ざすことは当然のことで
それだけのことがあったからこそ
再生は並大抵のことではない。
一歩一歩時間をかけていくしかない。

 

 

 

 

 


トリスタンとイゾルデ(2006)

 

 

 


【こんな人にオススメ】
現実を忘れたい人。
キュンとしたい人。
美しいものが好きな人。

 

 

 

ローマ帝国崩壊後のイギリスとアイルランド
禁断の恋に落ちた男女の悲劇。

 


主演の二人も品が良く美しく映像も美しい。
ロミオとジュリエットのような二人の純愛に
ロマンチックな気分になってください。

 

王のために戦う男気や忠誠心に心を揺さぶられ
戦闘シーンも迫力があり
男性も女性も楽しめる。
かなりオススメです。

 

中世のものは現実から離れられるので
個人的に現実に疲れ気味の時に多用できると思う。

 

 

 

 

 


マイ・ボディガード(2004)

 

 

 


【こんな人にオススメ】
感情を大きく揺さぶられたい人。
親しい人を大事に出来ない人。
人間不信の人。

 

 

 

元CIAの特殊部隊員の主人公は
16年にわたり暗殺の仕事を続けてきた。
そのため心を閉ざし生きる希望をなくしていた。
そんなとき
一人の少女のボディガードを請負う。
その無邪気な少女との関わりにより生きる希望を見いだしていく。

 


ストーリー展開が激しく色んな感情にさせられる。
アクションだが、泣ける、考えさせられる。
一途に思い、守ることの意味を教えてくれる。
大切な人を失いたくないと思わされる。
生きる意味を見いだすことは難しいが
誰か一人が愛してくれるだけでも十分な意味なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

シェフ!三つ星レストランの舞台裏へようこそ(2012)

 

 

 


【こんな人にオススメ】
娯楽映画を見たい。
疲れていて気分転換したい。
頭を使いたくない。

 

 

 

スランプの三つ星レストランの料理人と
元シェフのペンキ塗り職人が巻き起こす
ヒューマンコメディ。

 


オーバーな演出や強引な展開など
つっこみどころが満載ですが
それも含めて娯楽として楽しんでください。

 

心温まるコメディ。
テンポがよくほのぼのでき
目で見ても美しい。
爆笑するような笑いは無いが
深く考えずに楽しい気分になれます。

 

頭や心が疲れているときは
料理モノは結構オススメです。