逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

無知を知れば幸せになる

ソクラテスの名言

 

無知の知

 

「自分は何も知らない」ということを知れば
それだけで他人よりも優れている

 

…ということらしいです。

 


難しいことは置いておいて

 

 

自分が何も知らないと思うから
知りたいという好奇心が生まれますよね。

 

だから
学びや成長には
無知の知は無くてはならないものなんですね。

 


でも今の時代は
この無知の知が無くなっていっているように見えます。

 

 

無理もないことなのかもしれません。

 

 

インターネットで簡単に情報が手に入るので

みんなが浅く広い知識を得ている。


分からないものがあっても
ググればそれなりに分かる。

 

これでは

浅く広い情報を持っている自分が無知であることには

気づきづらいですよね。

 


自分が本当はちゃんと知らないなんて気づくはずもなく
好奇心を持って何かを知ろうとすることなんてあるはずがありません。

 


現代は情報過多で
それによって脳疲労になって集中力の低下などが起きていて

 

深く知りたいという気持ちが起きづらくなってるんですね。

 

 

浅く広い情報を沢山持っている人が素晴らしいというような

パワーゲームが起きてきて

いつも何かにせき立てられるように情報を得ているだけです。

 

 

 

もう今は

情報を沢山得るのではなく


取捨選択をして

必要最小限の情報のみを得る
いらないものをあえてシャットアウトする必要があるんですね。

 

そうしなければ
心の健康を保てないんです。

 

 

 


無知であることには

 

実は

 

素直さという魅力があり
自由な発想という能力があるんです。

 


無知であることを知ろうとしないために

 

多くの人が

素直さを無くして魅力を無くし

人の言葉を受け入れなくなってしまっているんですね。

 

自由な発想を無くして
思いこみが激しくなって自分の頭で考えられなくなってしまってるんですね。

 

 

 


まだあります。

 


無知であること
それは人を尊重することでもあります。

 

 

自分の知らないことを聞く
自分の知っていることを教える

 

 

こういう

以前は当たり前のように行われていたコミュニケーションが
今では難しくなっています。

 

 

みんながある程度知っていて
知らないことを知らないと言えず


こっそりググり、知っている人に対して敬意を払わない。

 

 


無知を知らないせいで

 

誰に対しても敬意を払わないし
誰からも敬意を払われない。

 

そんなふうにして
自尊心を下げあっているんですね。

 



多くの人は幸せを求めていますよね。

 

それなら

 

もっともっと
情報をシャットアウトして

 

脳疲労を無くして集中力を取り戻して

心の健康を取り戻して

 

 

広く浅い情報を持っているだけの無知な自分を知って


素直さを取り戻して
楽しく深く学んで
自分で考えて
深い知識を持つ人に敬意を払って

深い知識を得て人から敬意を払ってもらう

 

 

無知を知るだけで
こんなに幸せになれるんです。