50/50フィフティ・フィフティ(2011)
【こんな人にオススメ】
人生が嫌になって投げやりな気分
自分だけが不幸のどん底にいる気分
親しい人が困難に陥っていて関わり方が分からない
ガンと宣告された青年の葛藤と
周囲の人々の姿を描いたヒューマンコメディ。
題材は重くても全体的にユーモアが
散りばめられているのが逆にリアルさを感じる。
人生は窮地に陥っても笑うしかないときもある。
ごく普通の青年がいきなり生存率50%のガンに
冒され、葛藤しながら少しづつ受け入れ変わっていく姿も
リアルである。
重いテーマを明るく扱っているからこそ
心に響くものがある。
笑って泣ける、鑑賞後の気分も良い映画。
マダム・イン・ニューヨーク(2012)
【こんな人にオススメ】
いつも消極的な女性
自信の持てない女性
元気が欲しい女性
英語が出来ず苦悩する消極的な主婦が
勇気を出して単身アメリカに渡り英語を学ぶ。
英語を習得するうちに
いつのまにか無くしていた自信を取り戻していく。
インド映画だがあまり抵抗は感じないはず。
分かりやすく入り込みやすいので
集中力に自信が無くてもいける。
控えめだが芯のある主人公の女性が
日本女性と重なる。
目の前のことに一生懸命で
自分を変えられなかった日々。
きっと共感できる女性は多いのではないか。
小さなキッカケで自分は変えられる。
まずは一歩を踏み出そうと思える。
心温まり、明日への元気をもらえる映画。
チョコレートドーナツ(2012)
【こんな人にオススメ】
正義感が強く、正しいことにこだわる
頑固で価値観が凝り固まっている
権力に巻かれやすい
母親に見捨てられたダウン症の少年と
一緒に暮らすために周囲の偏見と
戦うゲイカップルの話。
大事なのは規則を守ることなのか
人を守ることなのか
正しいのは権力なのか
偏見は自分にはないのか
様々なことを
考えるきっかけになる素晴らしい映画。
自分を正当化しかできない人は
苦しくなるでしょう。
ドッグウィル(2003)
【こんな人にオススメ】
自分や周囲の人間を聖人君子だと思っている
平和ぼけしている
日常が退屈だから刺激がほしい
孤立する村ドッグウィルに美しい女性がやってくる。
ギャングに追われる女性を村人たちはかくまうが
それにはとんでもない条件が提示される。
気分が悪くなること請け合い。
人間の醜さエゴをこれでもかと
描き出した作品。
人間は弱いものだから
自分で自分を律しなければ
こんなもんだと改めて思う。
こんな平和な世の中だから
保っていられる人も
この映画の誰かにならない保証はない。
サイドエフェクト(2013)
【こんな人にオススメ】
権威のある人にすぐ迎合してしまう
スリルが欲しい
心理職である
精神科医である主人公の患者が
主人公の処方した向精神薬の副作用で
夫を殺害してしまう。
責任は誰にあるのか。
二転三転する展開に引きつけられる。
精神科医を信用できるのか
精神疾患の治療法は信用できるのか
そういう点でも怖さを感じる。