逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

自叙伝

自叙伝3 愛情を与えられずに育つ

私が居た養護施設は岩手県にあった。 ここがすごい山奥で田舎だったと思う。 雪深い景色の中がっつりとスパイクがついた靴やミニスキーを履いて移動した記憶がある。 養子に入る前の私の名字はそこの土地独特の名字のようで非常に珍しく何だか可愛らしい名字…

自叙伝2 どこの馬の骨ともわからない

自分の人生を振り返った時に記憶のあるのはどこからだろうかと考える。 母のお葬式だろうか。いや、その前に母に抱かれて聴いた歌声を覚えている。抱かれながら見た公園のフェンスや花も覚えている。 歌は「バラが咲いた」だった。6歳くらいの時に「小さい…

自叙伝1 はじめに

二年前臨床心理士として開業するにあたり「集客はどうしたらいいか」と悩みました。 楽観的というか、傲慢なところもある私は時間が経てば私だったら予約が取れないカウンセリングルームになるだろうなどと根拠の無い自信を持っていました。 でも一方で臨床…