私は人には明るく悩みがなく恵まれている人に見えていたと思います。
美容師で独立して、ありがたいことにお客様も順調につき、お店はとても上手くいっていました。
素敵な友人も沢山いたし、幸せな結婚もしました。
それなのに心の中は全然幸せを感じられなかった。
「私は毎日何をしてるんだろ?」
そんな事を思う自分は最低な人間だ、みんな努力して頑張っているのにわがままだと、思っていました。
世の中から見たら自分なんて幸せなのに、こんなふうに思うのは自分の心の弱さなんだと思っていました。
どうしてこんなに日々がつらいのか。自分が苦しいことにすら気づいていなかったかもしれません。
自分が心に問題があるなんて思っていませんでした。自分が強くなればいいことなんだと思っていました。
私には摂食障害がありました。
何か嫌なことがあった時、気分が沈む時、そうすることで気分がスッキリする気がして、ほぼ毎日繰り返していました。
でも自分の心を削るような、身体をいじめているような事に罪悪感もあって、またやめられない自分を「弱いから」と責めていました。
また、怒りをコントロール出来ない悩みがありました。
怒り出すと自分でも止められない。不機嫌になると元に戻せない。
優しく聞いてくれる夫に怒りをぶつけてしまっていました。
そんな日々を繰り返していた時、みゆさんと出会いました。
カウンセラーと聞き少し興味を持ちましたが、私は心の病気だと思っていなかったし、カウンセリングで変化出来るなんて信じられなくて、カウンセリングを受けようとは思いませんでした。
みゆさんと会うたびカウンセリングに惹かれはするけど「行くかも」と言うけど行こうとは思えない。
でも暗いトンネルがずっと続いてて歩いても歩いても抜け出せない気がして、もう限界だ、誰か助けて欲しいとは思っていたんだと思います。
それから2年ほど経った頃でしょうか。日に日に苦しさを増していた時にみゆさんと話をしていて、ついに「行こう」と思いました。
でもまだ、自分は心の病気では無い、カウンセリングは信じられないと思っていました。
私は特に自分が苦労してきたとは思っていませんでした。
でもカウンセリングで過去を話していくうちに、今の自分が子供の頃から繋がっていると知って驚きました。
私には父親がいません。
生まれる前に亡くなり母親が1人で兄と私を育ててくれました。
母は優しくて本当に大好きでした。
でも女性1人で子供を育てるのは大変だったんだと思います。
余裕が無くて私を見ていてくれていないと感じることもありました。
たまに感情的になることもありました。
繊細で感情豊かで色んなことを考えている私を全く理解してくれませんでした。
色んなことで困っていた子供時代、忙しく働く母に頼ることは出来ず、1人で必死に悩んで対処したことが沢山ありました。
兄は7つ離れていて私にいつも意地悪で乱暴でした。
言葉の暴力も暴力的な行動も酷く、私はいつも泣かされていたし、母も兄に困り果てていました。
でも兄には優しいところもあるから私は兄を嫌ってはいけない、私は兄から母を守らなきゃしっかりしなきゃと思っていました。
家族について、気持ちを吐き出すことは楽ではありませんでした。
この頃はつらかったから思い出したくない。母を悪く思いたくない。兄を悪く言うのも嫌。
でもカウンセリングで少しずつ当時の感情が蘇ってきます。
私は母に甘えたかったし寂しかった。母は仕事が大変だから、兄のことでも困っているから、私が口に出せばもっと困らせてしまう。
兄が本当に怖かったし、見えないところでもっと乱暴で意地悪なのに、母には言えない。
自分がもっと大人になって母を守ってあげなきゃとずっと無理をして、我慢ばかりして、子供らしくわがままを言って甘えることができなかった。
この気持ちを認めるのは本当に苦しかったです。
でもみゆさんと少しずつ少しずつ、小さな頃の自分の本当の気持ちを探すことを繰り返していくうちにだんだんと自分の心が軽くなっていく感じがしました。
小さい頃の私はこんなに頑張っていたんだ。できるはずがないのに無理をしてたんだ。母に分かって欲しかったんだ。
自分の心の奥の奥の気持ちを見ずにごまかして生きてきた。
そう思ったら涙が止まらなくなって、今まで見ていた自分の世界が全然違って見えました。
苦しくて悲しかったのに、嬉しい気持ちが湧いてきました。
大人になってから、母のことは大好きなのに心から信じられませんでした。
大好きなはずなのに気持ちを分かってくれないことに苛立ち怒ってしまい、大好きな母に怒ってしまった自分を責める、の繰り返しでした。
これも本当に苦しかった。
でもカウンセリングで、母がどういう人なのか、母が言葉にできない気持ちは何なのか、やっと見えてきた気がして、どんな母でも愛せるようになった。
自分が愛されて育ってきたことを感じられるようになった。
兄の家族に対する異常な依存も、母を悲しませる兄が許せなかったけど、兄がどうしてそうしてしまうのかわかってきて、不思議と優しく接することができるようになった。
これは私の人生にとって、母にとって、苦しんだ家族が幸せに変わっていける大きなことだったんです。
小さい頃に自分が我慢すればいい、自分が全て悪い、もっと強くならなければと思いながら育ってきたせいで、その後も沢山の苦労がありました。
職場でハラスメントを受けていても、自分を責めるだけでした。
「太っているから痩せろ」「そんなんじゃお客様がつかない」
「そんな対応じゃ売れるわけない」
「あれもダメ」「これもダメ」
私の人間性を全て否定され続けました。
言われるたびに自分が悪いんだ、出来ないから言われる、もっと頑張って応えなきゃ・・・
どんどん自分がわからなくなり、人の期待に必死に応えることだけになりました。
どこかでおかしいとは感じていたのに、苦しくてやめたいとずっと思っていたのに
「この人達は正しいから自分が変わらなきゃ」
「自分が頑張ってこの人達に合わせなきゃ」と自分の気持ちを無くしていきました。
こんなことを7年も耐えていました。
ある日、お店全体でコンペを開くことになりました。
公平に投票してもらうので自分の実力がわかるということでした。
私はそのコンペで優勝しました。
この結果でやっと私は心のどこかでおかしいと思っていたことは間違っていなかったと気づき、お店を辞めて独立することにしました。
それでもまだ私は自信がないままでした。
独立してお店も順調だったし人からもよく褒められるのにその言葉が信用できません。
自分が全て悪い、自分は弱い、そんな劣等感が無くなりません。
子供の頃から人に合わせていかなきゃ、気に入られなきゃと思っていました。
相手に合わせて楽しいふりをして無理なことを言われても我慢して仲間に入らなきゃと必死でした。
理不尽なことを言われても、振り回されても、我慢しかありません。
1人になるのが怖くて、自分がみんなと違うことを認めるのが怖くて、必死にしがみつきました。
友人関係は大変なストレスでした。
カウンセリングで自分の頑張りや出来ていたことを沢山見つけました。
自分は全然ダメじゃない、弱くないとわかりました。
自分の魅力や能力の高い部分を沢山見つけられました。
みゆさんが過去の場面を振り返って話した事を覚えていてくれて
「あの時、これだけ出来ていた」「あの時やっていたことは誰にでも出来ることじゃない」
何度も根拠をもって褒められるとそうかなと思えるんです。
自然と劣等感は薄れて、「自分は自分でいいんだ」って思えるようになって
過去の私は酷い目に遭ってきたと分かり、怒りを持てるようになりました。
今の友人関係が無くなっても、自分が仲良くなりたい人だけでいいと思えるようになりました。
こうやって楽になっていくと、だんだんと摂食障害も治っていきました。
夫へ怒りをぶつけることも無くなっていきました。
夫は私の回復をすごく喜んでくれて、卒業後にみゆさんの所に一緒にお礼に行ったくらいです。
カウンセリングの期間は1年半。ここまで楽ではありませんでした。
昔を思い出すことは本当に嫌で苦しくつらかったです。
嫌なことをさせるみゆさんに腹を立てることも、カウンセリングの効果なんてないと思ったこともありました。
でもみゆさんは私の一つ一つの気持ちを見落とさずにいてくれました。
いつも私を見ていてくれました。
私のために泣いてくれることも怒ってくれることもありました。
いつでも私の心のことを最優先に考えていてくれました。
嬉しいことがあった時にみゆさんに一番に伝えたいと思ったし、本当につらいことがあった時に助けてほしいと思ったことを思い出します。
諦めず、カウンセリングに通って私の人生は本当に変わったんです。
もしあのままだったらと思うと怖くなります。
なかなかカウンセリングに行こうとしないあの頃の私に「カウンセリングで今の私はこんなに変わったよ」と言いたい。
みゆさんに出会わなければ心の底から幸せだと感じることは無かったと思います。
もちろんこれからの人生もまだまだ乗り越えなければいけないことも沢山あるけど、自分の心を無視せずに向き合っていけたら大丈夫じゃないかと思っています。
私と同じような苦しみを持っている人
元気そうに見えても本当は苦しくて抜け出せないトンネルの中にいる人
勇気を出して自分に投資して、みゆさんのカウンセリングを受けてこれからは幸せを感じられる人生を歩いていってほしいと思っています。