逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

2019年振り返り

もう2019年ももうすぐ終わりますね。

 

 


みなさんはどんな年でしたか。

 

 


例年と比べてどうでしたか。

 

 


今年だけ特別なことがあったかな。


今年念願のものを手に入れたり、自分の成長を感じたりしたかな。

 

 

 

じっくり思い返してみないと
何となく毎年同じような気がしてしまうけど

 

そんなことはないですよね。

 


今年だけ特別な事だってあったはず。

 

 

 


私も今、2019年をゆっくり振り返らせてもらおう。

 

 

年始に目標を立てたんだった。

 

 

「縁を大切に」

 

この目標を立てた時は

 

なんとなくイメージ的に外に外に飛び出していく感じで
新しい縁を、沢山の縁をっていう思いがあった気がする。

 

 

その点ではね


ちょっと今年は新しい出会いも人との関わりも少なめだったから
ダメだったような気がしていたんだ。

 


よくよく考えてみるとそんなことはなくて
本当に縁を大切に出来た一年だった。

 

 


今年で開業して4年目に突入。

 

少しずつ自分が余裕を持って自分を大事にしながら
仕事をするという感覚をつかんできて

 


無理をして仕事をするのをやめて
仕事の量を最盛期の半分にした。

 

 


まぁ最盛期は


休みはゼロで一日4件ほどカウンセリングして
合間に電話も受けていたから

 

半分の今でも決して少ない仕事量ではないんだけどね。

 

 

 


以前も1人1人を大事にしていたけど
人数を減らした今は

 

もっともっと大事に出来ている。

 

 

なんだか


愛しいって思いとか大事だという思いとか感謝とか
ふとした時にクライエントさんの顔を思い出すことも増えてきた。

 

 

 

私の主観だけじゃなくて

 

クライエントさんも

 

「自分は大事にされている」
「その他大勢じゃない」
「仕事だけの気持ちじゃないものをもらってる」

 

そんなふうに感じていると言ってくれることも増えた。

 

 

 

1人1人を大事にする

 

これこそ
本当に縁を大事にしていることなのかもしれない。

 

 


これまでの人生で

 

今、関係が続いているわけではないけど

 

自分にとって大切な出会い
自分の人生に、今の自分に、大きな影響を与えてくれた
一緒に過ごした時間が宝物だった人・・・

 

そんな人っているじゃない?

 

 

 

言葉で確認し合っているわけではないけど
お互いにそんな存在になれているっていう感覚って

 

一生心の中に残り続けるって

本当に心を強くしていくよね。

 

縁ってすごいって思わない?

 

 


私はクライエントさんとの縁を深く深く感じる。

 

 

 

この広いインターネットの世界で

 

もっと有名で派手な経歴がある
自信を持って治すと言い切る愛着障害のカウンセラーが沢山居る中で

 

学歴も経歴も乏しい、派手な宣伝もしていない私を見つけて選んでくれて

 

これだけ高額なのに私の力を信じてずっとついてきてくれた

 

 


なんて奇跡的なこと!

 


これを書きながら感謝で泣けてくるわい。

 

 


卒業して二度と会っていなくても
私の中にしっかりと残ってる。

 

これからもずっと消えない。

 

 


それぐらい深い深い関係を時間をかけて作り上げて
二人三脚でクライエントさんの人生を取り戻してきたもんね。

 

 


私と深い関係を作ってくれてありがとう。

私に人生を取り戻すという大きな仕事を任せてくれてありがとう。

 

 


あぁまたクライエントさんに気持ちが溢れてくる。

 

 

縁があってこんなことをさせてもらえるなんてね
本当に不思議でありがたくてたまらない。

 

 

 

 

プライベートでも縁を大事に出来た一年だったな。

 


縁が切れた人もいて落ち込んだ日もあったけど


過ぎてみれば
それも新しい縁を大事にするために大切なことだった。

 

 

 

縁を大事にするって

 

「せっかく縁があったら何があっても決して途切れさせない」

 


私はこんなふうにして生きてきたんだけど
これが大きな間違いだった。

 

 


本当に縁を大事にするって

 

合わなくなったら一度離れたり、ご縁が無かったと諦めたりして

 

その余白で


今の自分に合った縁を新たに求めていく
今の自分と縁が続いている人をもっともっと大事にすることなんじゃないかな。

 

 

 


今年を振り返ってみて分かったのは

 


私はずっと縁を大事にして生きてきたけど
その大事にするやり方を間違ってた。

 

 


だから
色々上手くいかなかったし
自分の人生を作れなかったし
結果的に縁を感じられないままだったのね。

 

 

ずっと「縁を大事に」って同じことを目指してはきてたんだなぁ。

 

 


そして今年やっと
本当の意味で縁を大事に出来た気がして

「ずっとこれを求めていたんだ」って分かった。

 

 


無理をしないで

 

自分も人も自由にしながら
それでも繋がっていける縁に感謝して大切にしていく

 


何とも幸せな一年だったな。

 

 


そして
44歳にして
やっと人間らしい生活が出来はじめた気がする。

 

 

自分は楽をしていてはいけない
いつも全力で苦しんでいる人を助けなければ怠慢だ

 

そんな強迫的で病的な思考から本当に抜け出せた。

 

 

 

去年くらいから少しずつ抜け出しかけていたけど
やっぱりまだ残ってた。

 

 


「人を助けるには自分を助けてから」

 

これは人に散々言ってきたし
自分も実行してきたつもりだけど

 


全然出来ていなかったって抜け出してみて分かった。

 

 

 

今年はぬるま湯に浸かっていたような気がしたけど

 


これまでの人生が

追いつめられているのが普通の状態っていうおかしな人生で

 

冷静に考えてみると

今年の仕事量は十分だったし全力で一生懸命やってた。

 

 

ただ追いつめなかったし
自分を十分に労りながら休めながら楽しませながらやっていただけで

 

これに罪悪感を感じなくて良いんだよね。

 

 

 

私にもまだまだ残っていた心の問題。

 

最後の大きな問題だった


「私は苦しんでいないといけない」という強迫的な思いから

 

今年はじめて解放された。

 

 

 


生きるって苦しいこともあるけど
こんなに楽なんだ

 

そんな思いを今年は感じられた。

 

 


毎年毎年
幸せが更新されてきたんだけど

そろそろ高止まりかと思っていたけど

 

 

今年もまた

生まれてこれまでで一番幸せな年でした。本当に。

 

 


来年ももっと私は幸せになろう。

そして私と縁があった人を全力で幸せにしていこう。

 

 


私の自分語りをここまで読んでくれてありがとう。

 


みんなも自分の一年
良くやったとこれで良かったと思いながら振り返ってみてね。

 

 

良いお年を!

 

 

 

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