猫っていうのは
いつだって自分のルールを大切にしているようだ。
うちの猫は飼い主に似たのだろうか
少々それが激しいような気がする。
かなりきっちりとした自分のルールをもって
毎日を過ごしているようだ。
朝はこたつで少し暖まってから出窓のキャットタワーで過ごし
昼はこたつと寝室のキャットタワーをはしごして過ごし
晩は主人の膝の上で過ごす
この時間は
爪研ぎをして撫でてもらって
その後にパトロールを少しして寝床にむかう。
あの時間は
追いかけっこをしてからご飯をもらって
毛繕いをして主人をしばらく観察してから寝床に向かう。
スケジュールなんて決められてないのに
毎日同じように過ごしている。
しかし
ふとした時にその決まりは無くなり
また新しい流れが作られる。
お気に入りの寝床を見つけたら
その日からそこしか使わなくなる。
ある日
ふと何の気なしに過ごした場所が気に入ると
次の日から
前の場所には目もくれず
そこばっかり使うようになる。
お気に入りのおもちゃも同じ。
気に入ったら
そのおもちゃでしか遊ばない。それ以外は拒否する。
でも次にお気に入りがあらわれたら
前のおもちゃで遊ばなくなる。
すごい勢いでブームがくるものの
いとも簡単にそのブームは終わり
また次にすごい勢いのブームがくる。
そんなふうによくわからないまま
自分ルールを作って壊すのがうちの猫。
私はこのルールに巻き込まれることがある。
たまたま
私が筋トレをした後にご飯をあげることが二回続いた。
そうすると
飼い主筋トレ終わり ＝ ごはん
と決まりをつくり
時間に関わらず
筋トレをしたらご飯を要求されるようになってしまう。
そうして
猫のご飯の時間に合わせて筋トレの時間を固定させなきゃいけなくなり
自分の気分で筋トレが出来なくなったりする。
面倒なので
自分のお茶を入れたり、トイレに行ったり、片付けをしたりと
用事で立ち上がるついでに猫と遊ぶことが続いた。
そうすると
飼い主立ち上がる ＝ 遊び！と
決まりを作られ
そう簡単に立ち上がれなくなり
遊びたくなくてトイレを我慢したりするように・・・
人間が猫にしつけられてはいかんね。
猫さまさまではあるけれど
私の自由も確保しなければ心地よく過ごせない。
しつけてしつけられての攻防が続いている我が家。
しかしね
猫たちをよく観察していると
どうも自分のルールに縛られて
おかしくなっているシーンを目撃する。
朝の時間帯にこたつで温まったら
昼にポカポカの出窓のキャットタワーに移動と決めていた、もこさん。
昼になり
いつものように、こたつからスッと出て出窓のキャットタワーへ。
キャットタワーでじっとしている。
５分後
首をかしげるようにして、こたつに戻る。
その日はくもりで気温は２度。
同じ時間でも寒かったのだろう。
私がごはんの用意を始めると
その５分程度の時間に
毎度、猫たちの本気風のじゃれ合いが始まる。
理由がわからないけど、お約束のよう。
でもある日は
２匹揃って気もそぞろで
よそを見ながらふんわりと適当に猫パンチをしあっていた。
ごはんの用意をしてる時間のお約束ではあるけど
どうも遊びたくない気分の時だってあるのだろう。
それでもとりあえずやる猫たち。
その気持ち…よくわかるぞ。
自分で作ったルールに縛られること、私はよくある。
毎日同じ時間にやっていたことが
違う用事やトラブルによって時間がズレたら
ものすごくイライラしてしまう。
毎日ちゃんと筋トレすると決めたら
少しでもしなかったら自分に対して腹を立ててしまう。
毎日食べていたものが食べられなかったら
なんか罪悪感みたいな焦りみたいな気持ちにソワソワ。
ルールを守れなくたって
誰にバレることもなければ誰に迷惑掛けることもないし
自分に何かよからぬ事が起こることもないし
自分がダメになることもないじゃないね。
それなのに意味もなく
強迫的にルールを守ろうとして
不自由になってイライラしたりして。
ばっかだなぁ。
自分のルールは
自分が楽するためのものであって
自分をしばるものじゃないよねぇ。
猫を見て
その謎のルールはなんぞや？
ぷっ
自分ルールにしばられてる～
なんて思ってたけど
私もおんなじだわ。
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