逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

最強の食事①

とうとう・・・たどり着いてしまった。

 

私にとって最強の食事に。

 


今さらの感じは否めないけど

 

バーン

 

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シリコンバレー式最強の食事ね。

 

 

 

聞いて欲しい。

 

かなり遅れて飛びついて
何となくこれいいって薦めてるんじゃないの。

 


私も自分の体で色々な食事法を試してきて
どれも一長一短ながらも
少しずつそれぞれの良いところを残しながらやってきた。

 

そこでこの本を読んだら

 

まさにコレ!
私が体に合ったと思う方法がまとめてある!と思ったわけです。

 


あぁ
後からとってつけたみたいで嫌だから
これまでの私の食事法遍歴を聞いて欲しい。

 


まず私の
何とも不便で思い通りにならない体について自己紹介。

 


小さい頃から、今思うと低血糖の症状で苦労していた。

 

朝礼でよく倒れた。
食事後2,3時間で強い空腹感がくることに困っていた。
お腹がすいてくるとイライラや不安、貧血などの不快感に悩まされる。

 

そりゃ集中力などありゃしない。

 


そして過敏性腸症候群

 

お恥ずかしい話

いつもお腹がゴロゴロしておならがたまっている。
ゲップが止まらない。
いつも吐き気がする。

 

これまた、症状が気になって集中力などありゃしない。

 


発達障害低血糖、腸の関係性が明らかになってきているけど

 

私も体感的に
低血糖と、過敏性腸症候群が回復すれば
かなりの発達障害の症状は和らぐと思う。

 


これだけ恵まれない体を持ちつつ
心に問題を抱えていた私は

 

なんと
過食嘔吐
カフェイン依存を発症。

 


そう。

 

さらに
低血糖の状態を酷くして、腸の状態を悪くしていた。

 


まだあった。

 


お菓子依存。

 


大人になって

 

自分はどうも体が弱いぞ。
人よりも健康に気をつけて生活をしなければダメだ

 

そう早くから理解していて
睡眠や、ビタミン摂取、野菜を沢山とる、お酒を飲まない・・・

 

ちょっと健康に気を遣っていた。

 


なのに、お菓子だけはやめられなかった。

 

スナック菓子
おせんべい
チョコ菓子・・・大好きだった。

 

新商品は必ず制覇する。

 

「そんなに体に悪くない」
「食事を健康的に、カロリーを計算すれば大丈夫」

 

自分に言い聞かせ
お菓子専用ボックスにいつもお菓子がぎっしり。

 


馬鹿ね。今ならわかる。

 

また血糖値の乱高下を招くじゃない。

 

グルテンや砂糖、酸化した油で腸の炎症を酷くするじゃない。

 


こうして

 

持ち前の低血糖過敏性腸症候群

 

自分の手でさらに悪化させていく私。

 


しかし
若い時はよかった。

 

これだけ酷い状態でも何とかやってこれた。

 


40歳の声を聞いた頃・・・

 

ドッとこれまでの不摂生が祟ってきた。

 

 

 

これだけ不摂生をしていても
お肌が綺麗なのは自慢だった。

 

それなのに
生活も食べるものもほとんど変わっていないのに
急に酷い肌荒れに悩まされるように。

 

口囲皮膚炎という難治性の皮膚炎が一番大変だった。
これについては別に記事を書くと思う。

 


カフェインを2000㎎摂っても眠れると思っていたけど
全然眠れなくなった。
動悸が酷くなった。
冷えが酷くなった。

 


いつも胃もたれがあって
いつもお腹をこわしていた。

 


貧血や吐き気やだるさ
自律神経失調症の症状と思われる不調が酷くなった。

 

 

 

もうだましだましやってきたけど
本気で体を変えなきゃいかんと!と

 

40歳を過ぎて体質改善を試みはじめた。

 

 

 

こうして自分の体に合う健康法を試し始めた。

 


私がやってきたことを、ざっと挙げてみよう。

 

詳細についてはまた違う記事で書くと思う。

 

 

 

〇カフェイン断ち。

 


本当につらかった・・・
中学生の頃からずっとカフェインに依存してきた私が
カフェインにさよならするのはもう・・・つらすぎた。

 

実は完全に断っているんじゃなくて
1日50㎎ほどは摂ってる。

 

でも
これは素晴らしかった。

 

これも書くこと沢山だから別の記事に書くけど

 


・長年の悩みだった超乾燥肌が治った

 

・体の冷えがかなり改善した

 

・長年悩まされていた動悸がなくなった

 

・寝つくまで時間がかかったのにそれが無くなり
 深い睡眠というのを初めて味わって、体が少し軽くなった

 

・不安や焦燥感、気分の上がり下がりがかなり軽くなった

 

 

 

糖質制限

 


血糖値に問題を抱えているなら糖質制限でしょ
ということで挑戦。

 

この時の私の感想はこちら
<糖質制限>

 


驚くほど私にとって良い変化もあった。

 

低血糖の症状が起こらなくなったし
気分の上がり下がりもなくなったし
むくみも減って、体重も落ちた。

 


しかし私にとっては悪い変化が大きかった。

 

水分が抜けすぎてお肌かさかさ、顔がしわっぽくなった。

 

あまりに気分が落ち着きすぎて、冷静すぎて感情が湧かなくなった。

 

お肉やチーズなどのタンパク質を元々そんなに好まないし
胃が弱いからきつかった。

 

食事の楽しみがなくなって、つまらなくなった。

 

胃もたれは酷く、腸の調子も悪かった。

 


だから完全なる糖質制限はやめ

 

糖質は少し減らす
糖質は野菜のあとに食べる
糖質は同時に油脂をとって血糖の上昇をゆるやかにする

 

こんな感じで、プチ糖質制限はやり続けようと決めた。

 

 

 

グルテンフリー

 


もともとそんなにパンや麺類を食べなかったから
大変ではなかった。

 

でも何よりお菓子をやめるのが大変だった。

 

お菓子には小麦粉ばかり・・・

 


ここで良かったのは
血糖値の乱高下が減ったのと、肌荒れが少し良くなった。

 

それまで

パンやお好み焼き、パスタなどの、ほぼ小麦粉のものを食べると
2,3時間後に低血糖を起こすことが多かったから
避けるにこしたことはない。

 


グルテンで腸の炎症を抑えて効果が出たというより

 

パンや小麦粉のお菓子で急激に血糖値を上げなくなったのと
酸化した油を摂らなくなったことが大きかった気がする。

 

 

 

〇酸化した油を摂らない

 


グルテンフリーと同じように
お菓子をやめるのが大変。

 

酸化した油を摂らないって本当に大変。

 

わかりやすいスナック菓子は全部ダメ。
小麦粉を使ってないおせんべいも油脂が練り込まれているものが多くダメ。
チョコ菓子も酸化した油。

 

揚げ物はもちろん、炒め物もダメ。
焼き魚も焼きたてじゃなきゃダメ。

 

出来合いのものはほとんどダメ。

 

亜麻仁オイルやオリーブオイルなどの良い油も
酸化したら悪い油と一緒だから
保存に気をつけたり、小分けのものを買う。

 

この方法による変化は大きかった。

 

肌荒れがかなり改善した。
アレルギー性鼻炎も少しよくなった。

 

オリーブオイルとか良い油を摂ろうとしてきてはいたけど
それよりも
酸化した油を摂らない方が先だなぁと知る。

 

 

 

〇低FODMAP(フォドマップ)食

 


これは効果絶大だった。

 

私は多分遅延性フードアレルギーがあったから。

 


同じものを食べ続ける癖があったので
フードアレルギーがあってもおかしくない。

 

激しい症状が出なかったから気づかなかっただけで
フードアレルギーで腸が荒れていたんだと思う。

 

お肉は嫌いじゃ無いけど
胃が強くないので食べたいと思う日は多くなくて、大好物は豆だった。

 


納豆
豆腐
豆乳
チリコンカン
フムス
大豆の煮豆
金時豆
あんこ
きなこ
入り大豆
ピーナッツ
スナップエンドウ
インゲン豆
枝豆・・・

 

豆が無ければ生きられない!

 

そう思う食生活。

 


だから豆に対するアレルギーはあるだろう。

 


もう一つ

 


乳製品が大好き。

 


ミルキーであれば何でも美味い。

 

ホワイトシチュー
ホワイトソースのグラタン
チーズ
ヨーグルト
カフェオレ
ミルクプリン
カスタード・・・

 

乳製品が無い生活なんて考えられない!

 


だけど多分
乳製品のタンパク質にアレルギーがあった。

 

 

 

あと人工甘味料
万年ダイエッターの私。

 

どれだけ人工甘味料を摂ってきただろう。

 

ダイエットコーラを何リットル飲んだか。
ゼロという食べ物を見つければ必ず手に取った。

 

まさかその人工甘味料が腸内環境を荒らすなんて知らなかった。

 


FODMAP食はかなり効果はあるけどそのままやると
食べられるものが少なすぎてつらい。

 


私は
豆と乳製品と人工甘味料断ちだけ取り入れることにした。

 

 

 

〇レクチンフリー

 


先ほどと同じ
食べ続けたもののほとんどが高レクチンだった。

 

豆が大好き。

 

それだけじゃなくて

 

トマトとパプリカが大好きで
毎日欠かさず大量に食べたりすることも多かった。

 

健康のためと
キヌアや玄米を食べることも多かった。

 

カレーや韓国料理や黒こしょうなど
辛いものが大好きだった。

 


豆はもう断ってたから

ここで新たにナス科の食べ物を断った。

 

トマト、ピーマン、パプリカ、ナス、じゃがいも、唐辛子、黒こしょう

 

大好きなトマトが食べられない。
サラダにパプリカ無しなんて。
トマト料理が食べられない。
青椒肉絲が食べられない。
ラタトゥーユが食べられない。
カレーが食べられない。

 


つらかった・・・

 


これまで食べ続けてきたものをやめて
アレルギーがおさまったのか
レクチンが悪さをしていたのが無くなったのかわからないけど

 

これがすごく効果が出て

 

肌荒れも無くなって
腸の調子がすっかり良くなった。

 

 

 

〇シュガーフリー

 


砂糖を断つ。

 

砂糖と親友だった私にはとてつもないこと。

 


でも油とも親友だった私は
油を多く取り入れたら何と満足でき、大丈夫だった。

 


砂糖を断った分
大好きなナッツを食べたり
温野菜や焼き野菜にたっぷりオリーブオイルをかけたり
脂がのったお魚を気にせず食べたりして

 

大満足。

 


砂糖を断つと驚くほど甘みに敏感になるので
ほんの少しのごはんや、さつまいも、みりんがすごく甘く感じるので

 

甘みを我慢している感覚が薄れて、ちっともつらくない。

 

甘いものがあまり欲しくなくなる。

 


血糖値の乱高下は無くなり
お肌は綺麗になり
腸の調子は良くなった。

 

甘み全般に敏感になって

自然と糖質も減って、足りないカロリーを油でとるようになった。

 

 

〇消化吸収の良いタンパク質を摂る

 


腸の炎症をさせない食事だけで無く
腸の炎症を治す食事を!と

 

ボーンブロスを取り入れた。

 

牛すじや手羽元などを圧力鍋で煮込んで
タンパク質をゼラチンでとる。

 

タンパク質は消化できないと悪さをするので
小さな形でとると腸に優しい。

 

ボーンブロスだけでなく
EAAという必須アミノ酸も毎日摂る。

 

これだけで無理してお肉やお魚をとらなくても
タンパク質は足りるし、腸に負担もかからない。

 


これで目に見えて腸内環境は良くなった。
お腹のごろごろはほぼ無くなった。

 

 

〇少食健康法

 

 

夏バテついでに取り入れた。

 

 

現代人は食べすぎ

 

消化にエネルギーを使っている

 

食べる量が多いから有害なものを体内に多く取り入れるし

消化不良のものがアレルギーを引き起こす

 

 

たしかに。

 

農薬、水銀、添加物、抗生物質、硝酸態窒素…

調べれば調べるほど、何も食べられないと頭を抱えていた。

 

そうだ。

食べる量を減らせばリスクも減って環境にも優しい。

 

 

ナッツをつまむ

 

 

ナッツやオールブランを少し

 

 

温野菜にオリーブオイルたっぷり

ご飯少々

 

 

 

胃に負担が少ないから調子はいい。

頭はスッキリ、気持ちの上下もない。

腸も比較的安定。

 

だけど変にやつれた。

筋肉が落ちた。

私の個性のパワフルさが無くなった。

 

 

これまでは食べすぎだったけど

少食すぎるのは、私には合わなかった。

 

 

 

 

挑戦したのはもっとあるけど
代表的なのはこのくらい。

 


こうして少しずつ
最強の食事に近づいていくのです。

 


②に続く・・・