逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

老化をちょっとだけ受け入れる

突然ですけど

 

ロングヘアの人
家でくつろぐ時って髪をどうしてますか?

 


私はどうやっても納得いかないで悩んでいる。

 


ゆったりと低めに後ろに一つにしてると
背中がこすれる感じが嫌で(ASD丸出し)

 

かと言って
ほんの少しだけ高めの位置で一つにしていると
毛先が背中を直撃してチクチクする(ASD・・・)

 

ほんの少しだけ高めの位置でくるんと丸めると
それが重りになって長時間だと頭皮が痛くなる。

 

高い位置にお団子していると結構快適だけど
ロングヘアだから重い。前のめりの体勢が地獄。

 


・・・もう髪切れってな。

 


いや。絶対に嫌です。

 

もう43歳。
きっともうすぐロングヘアが似合わなくなって
嫌でも短くしなければならなくなることは分かっている。

 

今だけ。もう今だけしか出来ないかもしれないんだから。

 


それでね。
家での快適な髪型はあるんですよ。

 

おさげね。
二つ分けて三つ編み。

 


でも出来ない。

 


だって鏡を見る度にそこには
体操選手Uさんのお母さんがいるんだもの。

 

 


おっかしいなー
昔は似合ってたんだけどなぁ。

 


ちょっぴり老けた顔
骨格のしっかりした輪郭
暗髪でストレートでおさげ。

 

おさげは似合いません。

 

 

 

ちょっと話はズレるけど
私は顔に髪がかかるのが苦手なので
だいたいは前髪を作らず耳に髪をかけて、顔全開にした髪型をしてます。(金八ヘア)

 


若い頃は小顔に見せるとか、可愛く女らしく見せるとか考えて
顔を隠す髪型、顔周りにふわふわと髪を散らす髪型もしていたけれど

 

もうそんなモチベーションはどこかにいってしまい
ASDゆえに髪による不快な刺激、集中を妨げられることに耐えられない・・・

 


そんな自分の傾向で気づいたんだけど
ASDっぽいな、お仲間じゃないかなと感じる男性って
だいたい私と同じように髪を伸ばしてひっつめて顔全開にしてたり
坊主にしてたりする。

 

やっぱりASDにとって顔周りの髪って天敵なんだと思う・・・

 

 

 

また話を戻します。

 


さっきの話のように
40歳を過ぎて思うのは、この頃見た目の変化が早くて対処が大変。

 

昔は似合っていたのに・・・ってことばかり。

 

似合っていたお気に入りの服が突然似合わなくなるし
今までのメイクも全然似合わなくなる。

 


ちょっとこなれ感を出したオシャレなユーズド加工のもの。
あら不思議
本当に古い服に見えちゃう。

 

ほんの少しのフリルや太ボーダーやチェックが
無理をしている感が出てしまう。

 

目の周りを囲むメイクは
ただの疲れた人に見えるし
ピンクのチークは面白い顔になる。

 


服もメイクも
今の自分に似合うものを探すのに一苦労。

 

 

 

そうそう
私43歳にして、口紅をつけはじめました。

 


驚かれると思うけど
これまで口紅をつけたことってほとんどなかった。

 

昔は口紅をつけていなくても、つけてる?と聞かれるぐらい
血色のいい自慢の唇だった。

 

ずっとアイメイクが濃かったから
口には色を入れない方がいいと信じていた。

 

なにより
口紅のにおいや、ベタベタした感じが苦手で
カップにつく口紅がなんだかすごく恥ずかしくてつけられなかった。

 


ところが最近
人から「唇の色がやばい」と言われはじめ
自分でも「病気っぽい」と思い始め
仕方なく口紅を探し始めましたよ。

 


そして分かった。

 

最近の口紅って
においがキツくない!それほどべたべたしない!

 

すごいね。20年も経てば化粧品も変化するね。

 

しかも
「口紅をつけてます感」が苦手な私でも抵抗がない自然な色が沢山ある。

 


はー

 

こうやって過去の自分の偏見にがっかりするとともに
やはり一度「ダメ」と思っても改めてトライし続ける姿勢は大事だと思い知らされる。

 

ダメだと思ったものもそのままではない。
どんどん新しく変化していく。
自分自身だってそのままではなくて感覚は変化していく。

 

「嫌なものは嫌」という自分は好きなんだけど
だからといって一度決めたらそのままで、トライしないっていうのは違うね。

 


頑固なところは頑固なまま、柔軟なところは柔軟に。
そうやって自分らしくありながらも新しいものを取り入れていきたいものです。

 

 

 

こんなふうに着実に私は老化しており
やっぱり受け入れがたいことは受け入れがたい。

 

3年前に撮ったlilcafeホームページの写真からだいぶ老けてるのに
撮り直したくないとしがみついている。

 

でも自分の変化とともに
それに合わせて工夫していくのを楽しむのもいいもんだと最近は少し思うね。少しね。

 

 

 

 

 

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