逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

あなたの強みはなんですか

あなたの強みは何ですか?

 

あなたが
誰にも負けないと思う所はありますか?

 


こう聞かれると

 

誰もが強みと思うようなことを答えなければ・・・
本当にあると言ってもいいのだろうか・・・

 

そんなよく分からないプレッシャーがあって
なかなか答えづらいですよね。

 


だけど
私はこう思うんです。

 


その人だけの強みというのは
説明するのは簡単では無いし
一見して強みには見えない部分にあるのでは無いかと。

 

 

 


私が誰にも負けないと思うところ
自分の強みだと思い浮かぶところを少し挙げてみます。

 


・色んな系統の人と仲良く出来る。

 

・人になんと言われようと自分が良いと思ったことを貫く。

 

・いつも疑問を持っている。

 

・自分以外の人がみんな凄い人に見えるので

    人に敬意を持っている。

 

 

 

どうでしょう。

 

どこが強みなんだと思いますよね。
全然良い所だと思えないですよね。
どちらかというと欠点と言えなくもないですよね。

 


そうなんです。

 

今挙げた私の強みは
ずっと私自身が嫌だった部分で
人から疎まれていた部分でした。

 

 

 

私はずっと
どこのグループに所属しても居心地が悪く
一つのグループにとどまっていることが辛く

 

クラスの色んなグループに顔を出していました。

 

それを節操が無い、八方美人、どんな人か分からないなど
悪く言われることばかりでした。

 


高校では理系の人
大学では音楽をやっている人や体育会系の人と仲良くなりました。

 

大人になってからは
ギャルや美容師やアパレルの人と仲良くなりました。

 


そんな自分は全てにおいて中途半端で
どこにも所属できない人間だと思っていました。

 


ところが
カウンセラーになって
これが強みになりました。

 


よく
「あの人は系統が違うから仲良くなれない」
なんて言葉を聞きます。

 


体育会系の人は文化系の人と話すときに
音楽系の人は体育会系の人と話すときに
抵抗をもつかもしれません。

 


その人の所属している場所を感じ取って
最初から合わないと決めつけたり
阻害されたような気持ちになってしまうことってありますよね。

 


私は
どこにも所属できなかったからこそ
自分の所属が分からなかったからこそ

 

多くの人が私に抵抗を持ちづらいし
私は多くの人を受け入れやすかったんだと分かりました。

 


こんなことが強みになるだなんて
誰が予測できたでしょうか。

 

 

 


他にもあります。

 


私は
多くの人がこうだということに
いつも賛成できませんでした。

 


なぜ何の疑問も持たずに、全員が正しいと言っているのか

 

なぜ目的もなく、それをやらなければならないのか

 

なぜ何の説明も無く、従わなければならないのか

 


なぜなぜばかりで
頭の中はいつも混乱していました。

 

いつも私は
私以外の全員が向いている方向を向くことが出来ず
疎外感や劣等感を持っていました。

 


「なんでなんで」
「でもでも・・・」
ばかり言っている私はもちろん疎まれます。

 

素直に従わない私は厄介者扱いされます。

 


自分でも
頑固で協調性が無くて人に嫌な思いばかりさせる
自分の性格が悪さにほとほと参っていました。

 

 

 

ところが
大人になって

 

自分の思っていることを
上手く言葉に出来るようになり
口に出すタイミングを計ることができるようになり
人に上手く伝えられるようになってから

 

このことが強みに変わりました。

 


自分がいつも「なぜ」と
物事に理由を求めていたので

 

何を勧めるにも
どんなメリットがあるか
どんな結果がもたらされるか
どんな仕組みになっているか

 

自分に都合が悪いことであっても
責任をもってしっかりと説明する癖がつきました。

 

人を心から納得させることが出来るようになり
人から信頼されるようになりました。

 

 

 

「なぜ」を自分に対しても同様に向けていたので

 

いつも自分の中にある矛盾やずるさを見つけてしまいました。
自分をごまかすことがどんどん減っていきました。

 

自分に対して誠実にいられるようになりました。

 


まさか
こんなに「なぜなぜ」と思い続ける面倒な癖が
人や自分に誠実でいられるという強みに変わるとは思いませんでした。

 

 

 

まだまだこんなエピソードは沢山ありますが
ここまでにしますね。

 


とにかく
人や自分自身が弱みだと思っていたところが
今の私の誇れる強みに変わったということをお伝えしたかったんです。

 

 

 

このような経験から
私はこう考えます。

 

 

 

自分の弱みは

 

見方によっては強みに変わる。

 

洗練していけば強みに変えられる。

 


自分だけの強みは
弱みの中に眠っている。

 


だから
強みはもう分かっていると思っているあなたも
強みなんて自分には無いと思っているあなたも

 

もしかしたら
あなただけの強みはまだ眠っているかもしれない。

 

少しだけ
自分の弱みも可愛がってみてほしいと思うんです。

 

 

 

 

 

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