「逆境をバネにする」
このブログをお読みのみなさんは特に
大変な経験を沢山してきていますよね。
逆境をバネにできたら
人生は大きく好転するでしょうね。
でもこれがなかなか難しいんです。
難しさの理由の一つ
逆境に陥ったときの
みなさんの習慣的な言動にあります。
例えば
転ぶと痛かったねと言って欲しい、手をさしのべて欲しいから
痛い痛いとアピールしてしまうように
まず逆境の中にいる自分を知ってもらおうとする
すぐに誰かの助けを引き出そうとする
誰かに悔しい思いをさせられると
呪いをかけるように心の中で恨みを募らせるだけで
正当な怒りをもつことも、正々堂々と戦うこともない
実際に何らかの行動を起こすことはしない
自分が間違いをおかしてしまった時
それを無かったことにしようと挽回しようと必死になるだけで
間違いの原因を探って、次の間違いを防ごうとしない
どうでしょうか。
心当たりはありましたか。
これは多くの人がやっていることですが
残念ながら
これが逆境をバネにすることが出来ない理由なんです。
困難にぶつかると
どれだけ大変か誰かに分かって欲しい
黙っていても誰かに助けて欲しい
こんなふうに思いたくなりますよね。
でも
そう思ったままでいたらどうなるでしょうか。
大人になれば
当然みんな困難を抱えています。
今の時代は特に、余裕なんてなかなか持てませんよね。
こんな現状で「自分は困難だ」とアピールを続けても
みんな自分のことで精一杯なんですから
分かってもらえるわけがありません。
それだけではありません。
「自分は困難だ」とアピールを続けていると
どんどん自分の抱えている困難が大きいような気になり
誰かに助けてもらわないと絶対に無理だ
自分には自分で対処する力がない
そんな気持ちになってしまうんです。
「逆境をバネにする」なんて出来るわけがないですよね。
悔しいことがあると心の中で恨みを募らせる
これも最も逆境をバネに出来なくさせることです。
自分を傷つけた人を呪って
本当に呪いがかかるならいいですね。
酷い事をしたのだから因果応報という形が叶えばすっきりしますね。
でもそんな呪いはかかりません。
あなたが心の中で恨みを募らせて、実際に何が起こるかというと
人に対して怒る、恨むことは、相当のエネルギーを使います
どんどん自分の気力体力は無くなり、目の前のことが立ち行かなくなります
恨みを募らせていれば、その空気は人に伝わります
恨みが色んなところに派生して性格が悪くなります
人間関係があまり上手くいかなければ助けを得られません
人に対して恨みを募らせている自分の姿に
日々、自己嫌悪が止まりません
自己嫌悪をしていたら、自信を持って前に進めるわけがありません
人を恨んではいけないと言われますが
本当は良い悪いではなく
恨みを募らせれば
傷つけられた上にどんどん自分が損をしていくということなんですね。
自分が損をしないように仕返しをするには
よく言われていることですが
自分が上に行って見返すということしかありません。
心理学用語では「昇華」と説明されています。
こんなふうに
自分が損をしないように仕返しをすることが
「逆境をバネにする」ことになるんです。
さらに逆境をバネに出来なくさせるのは
自分の間違いを無かったことにしようとする
すぐさまフォローして挽回しようとすることです。
どんなことをしてしまっても
気合いでパッと消せたり、懇願して消せたりしたら最高ですね。
でも
自分がやったことは絶対に消えないですよね。
自分で忘れようと努力しても
人が水に流してくれるよう誤魔化そうとしても
理由を後付けして正当化しても
残念ながら無駄な努力なんです。
でも
まるで消えたように薄まり、楽になる方法があります。
それは
自分の間違いをしっかりと見つめて、相手に心から謝罪すること。
そこから沢山学んでもう二度と同じ間違いをしないことです。
これはとても苦しいことですね。
でも
いつまでも消えないものを消そうとしつづける
無かったことにして何も学ばず同じ間違いを繰り返す
こんなことは無駄で
逆境をバネにせずにそこにとどまることになるだけです。
人生で起きることに対して
自分の行動で
無駄なことや損をすること
誰も得をしないことをやめたいですね。
どうせ力を使うなら
学べること成長すること
自分が快適なこと人が快適なこと
人の役に立つことに使いたいですね。
実はこんな当たり前のことをコツコツとやり続けることが
逆境をバネにしていく方法なんです。
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