逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

余裕を持つことで性格は良くなる

毎日忙しく頑張っていると
ちょっとしたことでイライラしてしまいますよね。

 

イライラしている自分に小さいなって

また情けなくなって落ち込んでしまう…

 

 

私もずーっとそんな自分の性格は直らないと

決めつけていました。

 

 


でもそうじゃなかったんです。

 


自分でダメだと思っている性格になるのは

分かりやすい原因があって改善できる部分があるんです。

 

 


その原因は

 

「余裕がない」

 

…これだけなんです。

 

 


本当に余裕を持つだけで
性格が良くなり人から好かれやすくなるんです。

 

 

今まで自己啓発本を沢山読んでスピリチュアルを取り入れて

自分の性格を変えようと頑張ってきたのに変わらなかった…

 

それがこれだけで変わるなら
ぜひ実践したくなりませんか?

 

 

 

余裕を持つとは

 


・自分のキャパシティを自覚して
 その上限を超えないようにしながら
 ぎりぎり高いラインをキープする。

 

・自分の能力が発揮できるよう
 自分の良い状態をいつも保てるように努力する

 

・調子がいいときに
 自分のキャパシティを広げていく

 

 

 

 

 

自分のキャパシティを自覚し
その上限を超えないようにしながら
ぎりぎり高いラインをキープすること。

 

 

つまり
無理をしないでやれる範囲でやることですね。

 

 

これは一見簡単そうですが意外と難しいです。

 

 


みなさん
無理をして取り組んだり、すぐに放り出したりと

両極端になりがちではないですか?

 

 


無理をして取り組めばそれなりに結果が出る

人からも良い評価が得られるので無理をする

 

 

だから自分を奮い立たせて

ギリギリまで頑張ってしまいますよね。

 


そして
疲労困憊して限界がやってきて放り出したりする。 

 

  

限界になって放り出すことで
評価が地まで落ちてしまいます。

 

せっかくギリギリまで必死に頑張ったのに

最後までやりきれなかったせいで努力が水の泡…


自分のことを責めたくなってしまいます。

 

 

 

 

「無理をしない」

 

これだけなら

ただ怠ければいいから誰でもできます。

 

 

でも
「自分の無理なくやれる範囲で」がつくと

 

途端に難しくなります。

 

 


自分のプライドや願望を置いて
現実的に自分のできること、できないことを見極める

 

その日の体調や気力、気分なども考慮して
その時にどこまでやるか選択をする

 



場面場面で
何度も自分に問いかけながら

自分の感覚を大事にしながら

 

「私は怠けていないか」
「無理をしすぎていないか」


頻繁に自問自答しなければいけません。

 

 


すごく面倒で心と頭をつかう作業ですね。

 

 

 

つぎに


自分の能力が発揮できるよう
自分の良い状態をいつも保つように努力する

 


いくらキャパシティが広い人であっても


その中のエネルギーが枯渇している状態でいたら
つねに無理をしながらやることになりますね。 

 


無理をし続ければ
キャパシティの大きさは関係なく
パフォーマンスは下がり余裕が無くなります。

 


少ないエネルギーで無理をして余裕がなくなるぐらいなら

 

目の前のことで焦りはあっても
きちんと休息したり今は見送るという勇気が必要ですね。

 

 

 

いくらエネルギーがあっても

 

自信を無くして落ち込んでいたり

嫌なことがあってイライラしていたり

色んなことを放り投げたい気分になっていたりしているのに

 

自分を押さえつけて言い聞かせて

無理をしてやろうとしたら

 

きっと色々なことが上手くいきませんよね。

 

 

先に自分の心の回復を考えたり

気分が良くなるまで少し自分を甘やかしたりしながら

調子が戻るまでは最低限のことだけやって回復を待って

 

エネルギーはあっても

自分の心に無理をさせないことが大事ですね。

 

 

 

最後に


調子がいいときに
自分のキャパシティを広げていく

 


キャパシティを広げるためには
自分の上限ぎりぎりから少し無理をする必要があります。

 

例えば筋肉を大きくしたい時

余裕で出来る負荷を繰り返していても大きくなりませんよね。

 

もう無理だという負荷をかけていって

持ち上げられる重量があがり、筋肉が大きくなっていきますよね。

 

 

本当は20キロ上げる筋肉があるのに

いつも調子が悪く疲れ果てていたら

20キロでもつらいという日が続きます。

 

そしたらいつまで経っても持ち上げられる重量は増えませんね。

 

 

エネルギーが無ければキャパシティ広げられません。

 

普段から無理をしているとエネルギーがないので
このキャパシティを広げる作業ができないんですね。

 

 

 普段は無理せずエネルギーをためて

ここぞという時に無理をして力を増やしていきましょう。

 

 

 

 

こんなふうに

今の性格に嘆いて自分の人格を否定するのはもうやめて

 

とにかく余裕を持つことにこだわってみましょう。

 



不甲斐なくても

無理をせず自分の出来る範囲でやる

 

無理をしたいけど仕方ないと諦めて
休息をとって状態をよく保つ

 

調子がいいときだけ
ちょっと無理をしてみる

 


こうして
いつも余裕のある状態をキープしていれば
イライラは減って少しずつ人から好印象を持たれる性格になっていきます。

 

ぜひ

無理せず余裕を持つようにしていきましょうね。