逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

映画⑥


世界最速のインディアン(2005)

 

 

 

【こんな人にオススメ】
わくわくしたい人
あったかい気持ちになりたい人
人生のすばらしさを知りたい人

 

 

 

60歳を超えてもなおバイクに乗り
世界最速のスピード記録に挑戦した
実在の人物がモデルの映画。

 


私が大好きな映画のひとつ。
何歳になっても子ども心をもって夢を持ち続ける。
こんな大人になりたい。
彼のあけすけで純粋な人柄のせいで
彼と関わる人はみんな良い人になっていく。
みんなが彼を応援したくなる。

 

彼のあきらめないひたむきな気持ち
生き生きとした姿は
何も言わなくても人を動かしていく。

 

言葉ばかりでなく
その生き生きとした姿で人に伝えていく。
私もこんなふうに生きたい。
バイクには乗らないけど
彼が私の人生の師匠になった。

 

前向きな気持ち
幸せな気持ちになれる
人生を変えてくれる映画。

 

 

 

 

 

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002)

 


【こんな人にオススメ】
テンポの良い映画が見たい人
スリルがほしい人
つい嘘をついてしまう人

 


高校生にしてFBIを翻弄した天才詐欺師
アバクネイルという実際の人物の話。

 

名前や身分を変えFBIから逃げ続ける。
アバクネイルと彼を追うFBIの間に芽生える
奇妙な信頼関係がまた面白い。
銭形警部とルパンのような関係。

 

天才詐欺師でも
子どもっぽいところがあり
人間くささがあり憎めない。
つい感情移入して逃げ切ることを望んでしまう。

 

嘘に嘘を重ね、逃げ続ける姿は
嘘をつくことが多い人ならヒヤヒヤしどうし。
嘘はよくないとしみじみ思う。

 

スリルもあり
切なさもあり
観た後に
素直に「あー面白かった」と言える映画。

 

 

 

 


小説家をみつけたら(2000)

 


【こんな人にオススメ】
人間不信の人
世の中に悲観している人
毎日考えてばかりで憂鬱な人

 


文才のある黒人少年がひょんな事から
偏屈な小説家に出会う。
これがお互いの運命を大きく変える出会いになる。

 

ただの師弟関係ではない二人には真の友情がある。
年の差や人種の違い、経験が違っても
同じ感覚を持つ人と出会えればこれほどまでに分かりあえる。
一方的に青年が才能を開花させてもらったようにも
見えるが老人も青年に救われたのだ。

 

また小説家ならではの名言がまた心に響く。

 

刺激や影響を与えあえる人間関係が
人生を大きく変えていく。
改めてそう思う。

 

 

 

 


海を飛ぶ夢(2004)

 


【こんな人にオススメ】
自分の人生に不平不満ばかり言っている人。
正しいことは正しいと思っている人。

 

尊厳死がテーマの映画。
不慮の事故に遭った四肢麻痺患者のラモンは
家族に支えられながら生きている状況に
苦痛を感じつづけ安楽死を望む。
その望みを叶えることが本当の愛なのかどうか
周囲の人間の葛藤がある。

 

なぜ死んではいけないのか
と問われたときに答えに詰まる。
これほどまでに苦痛を抱えている人に
どんな理由で生きろと言えばいいのか。

 

絶対に死んではいけないと言いたいが
四肢麻痺患者であり思慮深い

そんな彼は

どれだけ人の世話になり続けることが苦しいか。
きっと自分でも耐えられない。

 

 

 

 


セイブ・ザ・ラストダンス(2001)

 


【こんな人にオススメ】
やる気がほしい人
情熱を取り戻したい人
青春時代の気持ちを取り戻したい人

 


バレエの夢を一度諦めた少女が
自分の夢に向かって努力を続ける少年と出会って
再びバレエへ情熱を取り戻す。

 


ダンスシーンは圧巻です。
ただのダンス映画ではなく
人種問題や夢への情熱、恋愛や青春
いろんな要素が入っていて心が動かされる。

 

なかなかやる気が出ない、勇気が出ないときに
ダンス映画を観ると心も体も動かされる。
退屈な日常を
ダレきった自分を変えてくれる映画。