逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

失敗をしなければ本物の力はつかない

失敗は成功の元

失敗を恐れてはいけない

失敗があなたを成長させる…

 


失敗は良いものだという言葉が溢れていますね。

 


とは言っても


失敗は怖いし失敗して傷つきたくないし

 
なんで失敗が必要なのか
いまいちよく分からない…

 

 


でも

私たちはみんな成功したいはず。

  

 

 

自分の置いた目標を達成したい

 

目標をクリアした達成感は心地いいものです。
 

 


自分の思い描いた通りに物事を進めたい

 

思った通りにいけば安心するし自信がつきます。

 

 


でも
私たちはこれだけでは満足できないはずです。




達成したなら
達成した人なりの力がちゃんと欲しい

 

上手く行ったなら
また同じような事も成功させる力が欲しい。

 


そんなふうに
無意識に思っているはずです。

 

 

 

結局は

 

まぐれで達成しても満足いかないし
上手くいけばそれでいいなんて割り切れていないんじゃないでしょうか。

 


一度上手くいったことが次に出来なかったら…と

不安になることってありますよね。

 


つまり私たちは

 

ただ成功することだけを望んでいるのではなく

 

同じようなレベルのことを遂行する力
同じような難問にぶつかったときに乗り越える力も

 

同時に望んでいるんですね。

 

 

 
このような力は
どうしたら得られるんでしょうか。

  

 

ここで
失敗の必要性が出てくるんですね。

 


成功した事例とそっくりそのまま同じ事例は

人生ではそうそう起きません。

 

いえ
絶対にありえませんよね。

 

 

時間、場所、人、空気など
何らかの微妙な変化は必ずあります。

 


だから

成功した事例と全く同じ事をしても
上手く行かなかった…ということも起きるんですね。

 

そのために微調整をする必要が出てくる。

 


失敗は、この微調整をする力をつけてくれるんです。

 

 


植物が一発で芽が出たら
その植物に何が良かったか分かりません。

 

なかなか芽が出ない状態で

 

肥料を変えてみたり
水の量を変えてみたり
光量を調節したりして

 

その変化を少しづつ観察することで
その植物に適切な肥料や水や光量が分かったりする。

 

 

 

様々な問題は失敗をしたあと

 

 

じゃあここをこうしてみよう

少し上手く行ったけどまだダメ

じゃあ次はここを変えよう

上手く行った!

 


試行錯誤をするから

 

成功した事と似た問題にも対処する力がつくんですね。

 


失敗をしたくないとことさらに思うのは

 

失敗は恥ずかしいこと

失敗は自分が無能である証明

失敗は期待していた自分に落胆しなければならない…

 

きっとこんなふうに私たちは思い込んでいるからかもしれませんね。

 

 

能力などは関係ないし

最初から全て上手くいくことを願う方がおかしいですよね。

 

 

本当は

最初はどんなものか伺うためにとりあえずやってみるだけで

その後何度も試行錯誤していくことを前提している

 

失敗ではなくお試し

成功だってまだまだお試し

 

こんな感じでなんでも実験するようにやっていくだけでいいんですね。

 

 

 

 

 

 

関連記事 

 

 

www.lilcafe-colony.com

 

 

www.lilcafe-colony.com