逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

自分を守る癖は人も自分も傷つける

自分を守ること

 

そんなことは当たり前のことで、何も悪くない

 

そう思っていました。

 

でも
私自身が心を回復させて

カウンセリングで回復していったクライエントさんを見てきて

気づいたんです。

 

 


自分を守ることは
人を傷つけ自分を傷つけることである、と。

 


心に問題を抱えているクライエントさんには
必ず猛烈に自分を守る癖があります。

 


あなたも
自分を守る癖がありませんか。

 

 


自分を守るために
自分の言動ひとつひとつに細かく気を配っている

 

それなのに
結果的に人に疎まれ傷ついてしまう。

 

 


過去に傷つけられてきたから防御しているだけ

 

傷ついてきたからこそ防御して身を守れたらその方がいい

 

 

私もそう思います。

 

でも、これには間違いがあるんです。

 


あなたが今対面している人は

過去に傷つけてきた人じゃありません。


その人と似た性質も持っていない人かもしれません。

その人と同じ考え方、同じ行動をとる人ではないかもしれません。

 

 


目の前の傷つけてこない、傷つけようとする意志もない人に

盾をふりかざし、剣を振り回している

 

 

それが
自分を守ろうとするあなたの姿です。

 


目の前の人が

あなたに対して友好的で好意的な気持ちを持っていたら

 

こんなふうにされたら、どれだけショックを受けるでしょうか。

 

 

自分を守っただけなのに

人を傷つけることになってしまっていますよね。

 

 


自分を守るようになった人は

これまでにどれだけ傷つけられ、嘆き苦しんできたことでしょう。

 

 

でも今は
残念ですが、意図せず自分の方が人を傷つけてしまっているんですね。

 

 

 

そして

意図はしていないのに人を傷つけてしまっているせいで

人に嫌われたり疎まれたり軽蔑されたりしてしまう。

 

そんな人の態度に傷つき、また自分を嫌悪し傷ついていく。

 

自分を守っているはずが、全然守れていないですよね。

 

 


まだあります。

 

過去に予期せぬことで怖い思いをした。

だから何事も起きないように危険を回避している。

それなのにちっとも安心できない。

 

 

危険を回避すれば

確かに安全を確保できそうですよね。

 


でもこれには間違いがあるんです。

 

 


あなたが今、危険だと捉えている問題は

今より無力だった時、今より経験がない時に危険だと感じたものです。

 


今はその時とは違います。

 

乗り越える力を持っているんです。

経験してわかったことや出来ることが増えてるんです。

 


目の前の
「怖い」「出来ない」と感じる問題は

 

今のあなたには乗り越えられることかもしれません。


もうあなたは無力だったときの自分じゃありません。

 


自分の目で
今、目の前の恐怖がどれぐらいのものか確認もせずに

 

本当は豆粒のようなものなのに
とてつもない大きさを想像して不安におののいている可能性だってあるんです。

 

 


危険を回避しているはずが
逆にずっと不安を抱えることになってしまっているんです。


 


本当に自分を守れるなら

 

人になんと言われようと
自分のやり方で自分を守り抜いてほしいと思います。

 

 

でも自分を守ろうとして
人を傷つけ、自分を傷つけることはもうしたくないですよね。

 

 

 

過去の状況を
あたかも今そのままのように感じて

 

恐怖におののいてうずくまって
周囲の人みんなに防御の姿勢をとること

 

それは自分を守ることになっていない

人も自分も傷つけているんだと頭において

 

 

傷つけてこない人には

怖いけどそのままの自分でいようとしてみましょう。

 

少しずつ

傷つけてこない人を守って自分を守っていきましょう。

 

 

 

 

 

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