逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

本来の自分っていったいどんな自分なんだろう

本来の自分が分からない

 

そんな人は多いですね。

 

とくにADHD、その傾向がある人は
それが顕著です。

 

人はつねに刺激に反応しながら
生きています。

 

でも刺激に対して反応ばかりしていたら
<人に合わせすぎて自分が分からない①>
で書いたように
本来の自分が分からなくなりますよね。

 

そのため
刺激が少ない場面を作る
刺激をとりこまない工夫をする
ことで
本来の自分を取り戻す時間が必要です。

 


一人でリラックスしているとき
目の前のことに集中しているとき
こんなようなときが
本来の自分です。

 

そんな時間を増やして
本来の自分を再確認しましょう。

 

ただ
一人でリラックスしていても
ラインを見たりネットを見たりして
人からの刺激で感情を動かされたら
それは反応をしてしまっているから
ダメですよ。

 


また
自信がある人は
本来の自分で居る時間が長いのです。
<人に合わせすぎて自分が分からない③>
で説明したような
後出しじゃんけんは、ほぼしませんし
人は人、自分は自分という意識が高いので
刺激を受け取りづらいからです。

 

なので
自信がつくと
本来の自分が分かりやすくなるので
自信をつけていけばいい
とも言えますが

 

なかなか
自信はすぐにつけられるものじゃないので
この方法は難しいですね。

 


ところで
私はカウンセリングで
その方の本来の姿を見つけることが得意です。

 

カウンセリングが何回か過ぎたときに
すべて問題が解決したら
あなたはこのような感じになると思う
と予測するんです。

 

かなりの精度で当たるので
予言者だとか透視とか
言われるんですが

 

私は非科学的なことはあまり好きではないし
実際からくりがあります。

 


カウンセリング開始時は
みなさん本来の自分が分からないし
本来の自分で居られている時間がほぼ無いんです。
それはカウンセリング以外の日常ではもっとそうです。

 


でも
カウンセリングを重ねていくうちに
ほんの30秒ぐらい
本当にリラックスして

まるで子どものように楽しんで話している瞬間があります。

 

すぐに
私の反応を伺ったり
大人としての振る舞いをしようとしたり
正しいことを言おうとして
戻っちゃうんですけどね。

 

その瞬間の姿が本来のその人だ
と私は思っています。

 

目の前の人の顔色をうかがわず
大人としての態度をとろうとせず
間違ったことを言っちゃいけないと緊張せず
不安や劣等感から解放されて
目の前の会話を楽しんでいる姿です。

 

私のカウンセリングは
この姿で居られる時間をのばしていくことです。

 

普段は
不安や劣等感、焦燥感や恥でいっぱいで
緊張でガッチガチ
そんな状態じゃ本来の自分なんて見えないのに
それを自分で自分だと思い込んでいるし
人にも誤解されている。

 

それが
皆さんが捉えている性格ですね。

 

でも
本来の自分は
奥の方に隠れています。
暇だから、刺激が欲しいからと
ゆったりしないと
いつまでも見つかりませんよー

 

 

 

 

 

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