逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

本物の自己肯定感を上げる方法

自己肯定感という言葉が流行っていますね。 今の社会の状況を見ると 自己肯定感を上げるのが難しくみんなが自己肯定感の低さに悩むのも自然なような気がします。 インターネット、SNSなどで自分より優れて見える人や人生が充実していそうな人の姿を目にする …

自叙伝59 努力ではどうにもならない現実を思い知らされる私

大学生活のはじまり。 思い出そうとすると眩しくて眩しくて。 高校生活のはじまりの時もそうだった。 真っ暗闇の中にいた私にとっては自分には恐れ多いレベルの高校はあまりに眩しかった。 自分のような人間が紛れ込んでいいのだろうかとこんなにキラキラし…

小さな「死にたい」という気持ちとつきあう

触れるのはタブーかもしれないと思っていたけど やっぱり実は多くの人が抱えている悩みでもあると思うので、勇気を出して書いてみる。 希死念慮について。 死にたいと思うこと。 今情緒不安定で死が身近にある人、差し迫っている人はごめんなさい。 自己判断…

自叙伝58 人生最高に幸せな日

大学時代のことを書こうとすると なぜか逃げたくなってモヤモヤとしてきてなかなか書けなかった。 思い出したくないのか?と自分に問いかけると そんなこともなくて 人生で一番、青春を謳歌していた時代でもあるし人生で一番、普通の人を演じられていた時代…

独占欲について思うこと

私が子どもの頃からよく言われてきたのは 「縛らないで」というニュアンスの言葉。 場所が変わっても人が変わっても本当によく言われるので 「あぁ私は人を束縛する人間なんだ」と思って生きてきた。 確かに私は境界性人格障害の時に、独占欲が強くやちもち…

自叙伝57 衝撃的な真実

この事は書くべきかどうか悩んだ。 自叙伝では読んだ側があまりに衝撃的すぎることや私が誤解を受けるであろうこと私のクライエントさんが読んで悪影響があることは 内容を柔らかくしてることも、伏せていることもある。 その点でこれは判断が難しかった。 …

猫がいることに慣れない

ぼーっと考え事に耽る。 海外ドラマに集中する。 ふと現実の世界に戻ると猫たちの存在に驚く。 私はもう猫を飼い始めて13年だ。 そろそろ慣れても良いと思うんだけどいまだに驚いてしまう。 他の猫飼いさんは驚くことはないんだろうか。 もこさんが知らな…

自叙伝56 奴隷から解放されていく私

高校時代のエピソードを読むと 養父母の問題はもう収束していたのかと思うかも知れない。 自由に楽しくやれてるじゃないかと。 学校生活のことだけを書くと何の苦労も無い普通の高校生のように見える。 でも高校時代も虐待の形は変わったけど私の戦いは水面…

今いる環境が人格障害をつくる

人格障害のカウンセリングをして思うのは 人格障害はその人の性格なのではなくその人が作り上げた環境が作り出す病気なんだということです。 自分のことは自分で動かせるんだから自分の性格はすべて自分のせい 境界性人格障害だった私はそう思っていました。…

自叙伝55 洗脳されない私②

私は女ながらに片岡先生のお気に入りだった。男っぽいところを見抜いていたのだろうか。 数学の授業中 宿題で難問があって、他の生徒を散々指して正解が出ない時 「はい、最後竹田、正解言って」 「竹田は分かってるね。どうぞ」 こんなふうに私の自尊心を高…

体験談⑤38歳女性 美容師Oさん

私は人には明るく悩みがなく恵まれている人に見えていたと思います。 美容師で独立して、ありがたいことにお客様も順調につき、お店はとても上手くいっていました。素敵な友人も沢山いたし、幸せな結婚もしました。 それなのに心の中は全然幸せを感じられな…

承認欲求じゃなくて元気をわけてほしいだけなんだ

承認欲求って言葉を最近はよく聞く。 どうも承認欲求狩りみたいなことが起きているような気がする。 え。 認めて欲しいってことはそんなに良くないことなのかな。 いやたしかに 良くないことは沢山あるけどそれを人様に「やーいやーい認めて欲しいんだろ」み…

自叙伝54 洗脳されない私①

高校での波瀾万丈な体験はこれで終わりではない。 私はどこまで特殊な経験をするんだろう。 生い立ちとは関係のないところでもまたあり得ない経験をすることになった。 高校1年の時の担任との出会いが、私の人生を変えた。 数学教師の片岡先生。 当時30代…