逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

無知でいることのススメ

子どもの頃って なんでこう「絶対にこうだ」って言い切っちゃうんでしょうね。 思い出すと恥ずかしくて仕方が無い。 その時、夢中で大好きな親友がいて 「もう一生この子だけでいい」「この子以上に素敵な子なんて存在しない」なんて本気で思っていた。 でも…

人並み外れた魅力を持つ人の心が幼い理由

過保護・過干渉な養育が心の成長を阻んでしまうことはもうみなさんご存じかもしれません。 過保護・過干渉に育てられると 先回りして満たされる 自分で感じたり考えたりする前に指示される 部分的に肯定されすぎる 一時的に機嫌をとられすぎる…などの関わり…

不安定な自分のままで安定する

躁鬱の傾向がある人はきっとこう考えているのではないでしょうか。 気分の上がり下がりは無いほうがいい。 上がり下がりは疲れるし人格的にも未熟に見られてしまうから 絶対に気分は安定させておかなければならない。 私もこう願った日々がどれだけ長かった…

止められない自分を止める方法

「どうしても自分を止められない」 こんなふうに感じたことはありませんか? カウンセリングをしていると ADHDの傾向を持つ人は 「どうしても」が口癖の人が多いことに気づきます。 「どうしても」 自分で自分を止められない感覚があるんですね。 私にもこの…

気に入られようとすることをやめた

仕事帰りいつものスーパーに寄る。 ちょっと頭と心をつかいすぎてヘトヘトな日。 どうしても避けたいレジのおば様がいる。 嫌な人なわけではない。すごく良い人だ。 レジを打ちながらわざわざお肉や野菜をポリ袋に入れてくれる。他のレジの人はあまりしてく…

言葉に頼りすぎると自分が分からなくなる

目の前に黙って座っている人達が居ます。 ゆったりと周囲に視線を配って微かに微笑んでコーヒーを美味しそうに飲んでいます。 マンガを見ながら笑っています。 腕を組んで考えながら悩んだ表情やハッした表情をしたりしています。 この人達は今 自分の時間を…

自叙伝33 反抗的な私

中学生になって自分を出すことが出来なくなったことで私の中にはどこにも行きようがない 怒りに似た感情が溜まっていた。 そんなことは全く分かっていなかった。むしろ今までの人生で一番良い状況だと思っていた。 まるで生まれ変わったかのように人からの評…

自叙伝32 本当の自分を出せない私

中学生になると私は小学生の時とはキャラクターが大きく変わった。 小学生の時は解離性同一性障害で一時的に色んな性格になっていたが 基本的にはグズでノロマでウッカリばかりしているけれどいつもヘラヘラと笑っていて明るく面白いことが大好きでどんな扱…