逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

愛着障害の人は頭の使い方に偏りがある

愛着障害の人は 

親の形に何とか合わせるために頭を使い続けてきてしまいました。

  

親の望むようにするため
親に感情をぶつけられたりするのを回避するため
親が不機嫌にならないようにするため・・・

 

こんなふうに、親との関わりで安全を求めて試行錯誤を続けて頭を使い続けてきた愛着障害の人は、得意とする頭の使い方が偏ってしまうんです。

 

 

例えば
みなさんこんなことが得意だと思います。

 

相手の気持ちを察する

相手の期待通りの行動をとる

ルール通り行動する

自分1人で物事をすすめる

少ない労力で結果を出す

少ない情報で直感で決める

直感で行動する

自分を正当化する

形だけを整える

  

親との関係で安全を確保するために、こういう頭の使い方をずっとしてきたんですね。

これが生かされるような場面ではきっと評価が高いはずです。

 
愛着障害があっても実際に成功して結果を残している人が多いのもうなずけます。

 

 

でもこれが大問題なんです。

  

これだけでは人生が上手くいかないことは沢山あると思いませんか。

 


・長期的に安定して自分の能力を豊かにしていく

・自分の心を穏やかに保ち、感情豊かに自由に生き生きと自己実現していく

・深い人間関係を作っていくため

 

これにはさっきと違う頭の使い方が必要になってくるんです。

 


・自分の本心や本当の感情を見つける

・知的好奇心や想像力 

・創意工夫しながら楽しんで挑戦する

・時間をかけて考え抜く

 


例えばこんな頭の使い方ができていないんです。

 

 


このような頭の使い方が、人生を上手く渡っていくためにも心の健康を保つためにも必要なんですね。

 

機能不全の家庭の親が重視するのは

 

・すぐに結果を出すこと

・目に見える結果や対面を保つこと

・親自身の思い通りになること

・楽しんだり楽をしたりするのではなく自分に厳しくいること

 

それをそのまま学んでしまってそういう考え方になってしまってるんですね。

 

もちろんこういう頭の使い方も必要ですよね。
大きなメリットもあります。

 
ですが愛着障害の人はもうこちらは十分なので、他の頭の回路を使って鍛えてバランスをとってもらいたいんです。

 

 
今までとは全く違う頭の使い方になるので違和感があると思います。

違うやり方を自分に取り入れるのは誰でも抵抗を感じますよね。

 

でもちょっと考え方を変えてみましょうか。

 

 

愛着障害の私たちの慣れた頭の使い方、心地良いと感じること…

これはずっと納得いかなかった親のやり方なんです。

 
こんなやり方…守りたいと思いますか?

 


早く今までのやり方を自分の中から追い出して


「私はこう思ってるんだ」

「私は好きなことをしたいんだ」

「うるさい!自由にさせて」


今はもうこんな気持ちを大事にしていきたいと思いませんか。

 

こうやって押さえつけてくる親を追い出して、自分を自由にしてあげるイメージを持って、慣れないけど新しい自分に優しい頭の使い方をどんどん取り入れていきたいですね。

 

 

一方で
逆側の頭の使い方をしてしまっている愛着障害の人も、バランスをとっていかなければいけません。

 

先ほど話した親に嫌悪感を持ち、自分の頭で考えて反面教師にして


結果を出す事なんてどうでもいい
人からどう見られようと構わない


こうして逆側に振り切って頭の使い方が極端になってしまっている。

 

これもまた頭の使い方に偏りがあって人生が上手くいかずに生きづらくなるのはわかるでしょうか。

 


親の考え方は極端で、やり方も横暴でした。

でもその逆側もまた、報われない状況にいる今の自分の人生を豊かにしていく上では極端で間違いなんですね。

 

 

愛着障害の人は親の影響のせいで頭の使い方に偏りがあります。

 

自分の信念、考え方、やり方だと思っていることは、実は親の型を引き継いでしまったものです。


自分の人生を豊かにする頭の使い方を、新しく取り入れていきましょうね。

 

 

 

 

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